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多変量非対称SVモデルによる株式市場の分析

研究課題

研究課題/領域番号 17730147
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 経済統計学
研究機関創価大学

研究代表者

浅井 学  創価大学, 経済学部, 助教授 (90319484)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
2006年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワードボラティリティ / リバレッジ / 多変量 / 非対称 / 確率的ボラティリティ
研究概要

最近のファイナンスの計量分析では、資産収益率は、「ボラティリティ」と呼ばれる2次のモーメント(分散ないしは標準偏差)が日々変動することが明らかになっている。ボラティリティは投資リスクを表すものであり、また、オプション価格を決定する重要な変数なので、ボラティリティが変動するのであれば、その変動特性を明らかにすることは単に研究者の間だけでなく、金融実務家にとっても重要なことである。
株価収益率の非対称性は、70年代後半ごろから知られるようになった。この現象は、当期の株価収益率の下落が、次の期のボラティリティの増加につながることから、リバレッジ効果と呼ばれている。SVモデルの枠組みでは、(i)収益率とボラティリティの撹乱項に負の相関を仮定する方法と、(ii)ボラティリティのモデルに収益率とその絶対値の一期ラグを含める方法の2種類がある。この研究では、まず上記の2種類の非対称SVモデルの多変量版を考案し、その推定方法を確立した。さらに、実際のデータ(S&P500,TOPIX, Hansen)に照らし合わせて、2つの多変量非対称SVモデルの比較を行った。その結果、後者のモデルのほうが柔軟に非対称性を表現できることがわかった。
この研究成果を使えば、例えば、国際分散投資によるリスク減少の効果をより正確に分析することができる。また、多くの資産からなるポートフォリオのリスクを分析する際にも、このモデルは効果を発揮するであろう。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 その他

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Asymmetric Multivariate Stochastic Volatility2006

    • 著者名/発表者名
      M.Asai, M.McAleer
    • 雑誌名

      Econometric Reviews 25(2-3)

      ページ: 453-473

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Asymmetric Multivariate Stochastic Volatility

    • 著者名/発表者名
      M.Asai, M.McAleer
    • 雑誌名

      Econometric Reviews 掲載予定

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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