研究課題/領域番号 |
17730214
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
財政学・金融論
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研究機関 | 筑波大学 (2007) 立命館大学 (2005-2006) |
研究代表者 |
辻 爾志 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 准教授 (30367990)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2007年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 行動ファイナンス / 市場効率性 / 投資家心理 / 経済主体の非合理性 |
研究概要 |
平成19年度におきましては、今回の研究課題であります「行動ファイナンスに関する理論と実証」に関し、研究最終年度としてとりまとめを行うべく、米国での理論と定型的事実を踏まえつつ、経済主体の行動様式や市場参加者の心理状態等が、我が国の金融市場においてどのように表出するのか、また標準ファイナンスのモデルが日本で米国と同様に機能するのかを焦点に、我が国のデータを用いて実証分析を丹念に行い、その結果を成果として発表すべく努力して参りました。 本年度の主な成果といたしましては、マクロ経済変数と日本の株式市場を扱った研究を英国の学術誌に1本、また国内の学術誌に1本との形で、さらに日本の先物市場を題材とした研究を英国の学術誌に1本、それぞれ論文として発表いたしました。そのほか、関連する研究といたしまして、アセット・プライシング・モデルに関する研究結果も国内の雑誌に論文として公刊いたしましたが、そこでは、我が国における現実のデータを用いて、日本の状況を米国の状況と比較し、モデルの説明力の両国間での差異を明らかにいたしました。 その他にも洋書の分担執筆を行うなど、その結果、平成19年度には論文として計5本、全研究期間3年間では関連研究も含め、計17本の論文公刊を行うことができました。中には、今後さらに深掘りしていく必要がある新たな視点を提供するものもあり、これらについては、今回の研究期間終了後も関連する研究テーマを設定し、さらに体系立った研究を行うべく、今後もより一層精進して参りたく考えております。
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