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知識集約的ビジネスにおける成功するビジネス・モデルの発見と理論化

研究課題

研究課題/領域番号 17730240
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 経営学
研究機関兵庫県立大学

研究代表者

西井 進剛  兵庫県立大学, 経営学部, 准教授 (60382256)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2007年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
キーワード経営学 / ビジネス・モデル / ビジネスモデル / 知識集約的 / 知識集約型 / コンサルティング / プロフェッショナル / サービス / 知識集約的ビジネス / コンサツティング / 知識集約型ビジネス
研究概要

本年度は,昨年度までの研究成果を踏まえ,ジャーナル論文を中心に「知識集約的ビジネス」の概念について再度検討を加えた。並行して,当初予定していた量的調査ではなく,実態把握,文脈理解の深化を狙いとした質的調査を実施した。その結果,現在,「知識集約的ビジネス」の概念の対象領域が非常に幅広くなってきていることがわかった。これは,知識集約的ビジネスのプロトタイプとして議論されてきた「プロフェッショナル・サービス」に対する需要が顕在化してきていること,かつその形態が変異してきていることが反映されている。経営コンサルティング・サービスについて言及すると,助言から実質的な支援サービス(例:アウトソーシング)にまでその対象領域が拡がりをみせている。それに応じて,プロフェショナル・サービスというよりも,むしろ,モノ作りとして捉えられるものや,両者のハイブリッドな形態のビジネス・モデルが生まれてきていることがわかった。結論から言えば,現在は,「知識集約的ビジネス」の進化過程期,多様化過程期にあり,様々なビジネス・モデルが実験的に創造されているフェーズにあたると考えられるだろう。この「過程期」という前提に立った上で,成功する知識集約的ビジネスに共通するモデルとは,第一に,「プロフェッショナル・サービス」である。これは,サービス内容の変化はあったとしても,課金システムとしてはパーディアム方式を堅持しているビジネス・モデルである。第二に,「パッケージ化」である。これは,コンサルティング方法論の標準化を基本とした,サービスの開発・提供を行うビジネス・モデルである。近年増加してきている「ビジネス・サービス」のカテゴリーで一般化してきている。ハイブリッド・モデルは,理念型としては評価できるが,実際には性質の異なる複数のビジネス・モデルをマネジメントすることは非常に難しいことが発見事実として明らかとなった。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 知識集約型ビジネスのビジネスモデル-外資系経営コンサルティング・ファーム2社の事例研究を中心に-

    • 著者名/発表者名
      西井進剛
    • 雑誌名

      商大論集(兵庫県立大学) 第57巻・第3号(掲載予定)(脱稿済)(未定)

    • NAID

      110006245055

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [学会発表] 知識集約型企業のビジネスモデルとグローバル戦略2007

    • 著者名/発表者名
      西井 進剛
    • 学会等名
      多国籍企業学会
    • 発表場所
      兵庫県立神戸学習プラザ
    • 年月日
      2007-09-29
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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