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組織間におけるメタ・マネジメントの研究-SCMを中心として

研究課題

研究課題/領域番号 17730251
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 経営学
研究機関山梨学院大学

研究代表者

秋川 卓也  山梨学院大学, 経営情報学部, 准教授 (80367515)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワードSCM / 場のマネジメント / サプライチェーン / メタ・マネジメント / 組織間
研究概要

当研究では組織間におけるメタ・マネジメントを主題としている。「メタ・マネジメント」とは、組織間をまたぐマネジメントの展開の前提として、対象の操作可能性を獲得する「場」を構築するムーブメントとしている。特に実務面および研究面のいずれから見ても、組織間マネジメントの中ではSCMが先行していることから、当研究における焦点の比重は特にSCMに置いている。
本年度においては、特にSCM部門が主導するメタ・マネジメントに焦点を置いた。2000年以降、日本企業でSCMの導入が本格化する中、SCM部門の設立が相次いだ。そのねらいはサプライチェーンに関連した取組みの推進にあり、それが当部門のミッションとなっている。サプライチェーンの再構築は組織間の対立構造に阻まれる傾向があり、それを克服するための共通理解が必要となる。そのためには「場」の構築が必須となるが、その点に注目しSCM部門による「場」の展開への関与を考察した。
場の先行研究から導き出された場の構成要素に基づき、主として大手加工食品メーカーの事例に対して考察を行った。その結果、現状としてのSCM部門は、場の形成においては社内の取組みに対する充分な貢献がある一方、社外の取組みにおいては限界が存在することが明らかになった。寡占化が進みパワーを強める小売業者からSCMに関する提案がなされているが、その対応力に疑問を呈する結果となった。
以上の結果から、SCMにおいてメタ・マネジメントについて、部分的ながらもその存在と有効性を確認でき、かつ今後の問題点も明らかにされた。
以上に関連する研究成果について、学会誌への論文掲載(2本)と学会報告(2回)という形で公表を行なったことを申し添える。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] SCM部門と場の展開についての考察-食品メーカーの事例調査から2008

    • 著者名/発表者名
      秋川 卓也
    • 雑誌名

      経営情報学会誌 Vol.16, No.4

      ページ: 1-18

    • NAID

      40015918011

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] ビールメーカーの事例研究に基づくサプライチェーンのメタ・マネジメント問題に関する考察2007

    • 著者名/発表者名
      秋川 卓也
    • 雑誌名

      日本物流学会誌 15

      ページ: 65-72

    • NAID

      130004248731

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] メタ・マネジメントの視点によるSCMの展開に関する考察2007

    • 著者名/発表者名
      秋川 卓也
    • 学会等名
      第24回日本物流学会全国大会
    • 発表場所
      神奈川大学
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] SCM部門による場の形成についての考察2007

    • 著者名/発表者名
      秋川 卓也
    • 学会等名
      経営情報学会2007年度春季全国研究発表大会
    • 発表場所
      横浜国立大学
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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