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リアル・オプションとゲーム理論の戦略的投資意思決定会計への適用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17730274
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 会計学
研究機関滋賀大学

研究代表者

篠田 朝也  滋賀大学, 経済学部, 准教授 (50378428)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード投資意思決定会計 / リアル・オプション / モンテカルロDCF法 / DCF法 / 回収期間法 / 割引回収期間法 / モンテカルロ法 / モンテカルロ・シミュレーション / NPV法
研究概要

平成19年度は,本研究課題の最終年度であった。平成19年度には,査読付きの学会誌に研究成果を論文として公表した。当該論文,「わが国企業の資本予算評価技法の利用実態-時間価値重視の評価技法へのシフトと技法併用の状況-」(『原価計算研究』日本原価計算研究学会学会誌,第31巻第2号,2008年3月)では,資本予算の経済性計算評価技法の利用実態についてわが国の上場企業に実施した質問票調査の結果を分析した。本研究成果における重要な貢献は,これまでのわが国の資本予算に関わる先行調査では具体的に検討されてこなかった割引回収期間法,および,新しい技法としてのモンテカルロDCF法とリアル・オプションを調査の対象としたことにある。特にこの論文では,調査結果に基づきながら,時間価値を重視した評価技法への利用の推移,および,評価技法の併用状況に焦点を絞って,分析を行った。その結果,わが国において,時間価値を考慮した評価技法の採用が若干進んでいること,割引回収期間法を重視する企業が相応に存在していること,および,評価技法の併用にも,これまでに明らかにされてこなかったいくつかの特徴があるということなどを指摘することができた。この研究成果については,日本原価計算研究学会第33回全国大会(於:慶應義塾大学,2007年10月20日)においても学会報告を行っている。
以上,本年度は,投資意思決定における新しい経済性手法であるリアル・オプション等が,実務においてどのように扱われているかということについての考察を進めた。全体としておおむね計画通りの成果を残すことが出来たものと思われる。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2008 2007 2006 2005

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 「わが国企業の資本予算評価技法の利用実態-時間価値重視の評価技法へのシフトと技法併用の状況-」2008

    • 著者名/発表者名
      篠田朝也
    • 雑誌名

      『原価計算研究』 第31巻第2号

      ページ: 24-35

    • NAID

      110009581750

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] ファイナンス理論の影響下にあるわが国の会計実務と会計ルールの現状-資本予算評価実務と減損会計を素材にした予備的考察-2007

    • 著者名/発表者名
      篠田朝也
    • 雑誌名

      彦根論叢 364号

      ページ: 195-211

    • NAID

      110006160495

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] モンテカルロ法を用いたリアル・オプション評価モデルに関する考察2007

    • 著者名/発表者名
      篠田朝也
    • 雑誌名

      彦根論叢 365号

      ページ: 105-121

    • NAID

      110006196679

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 不確実性下における資本予算の評価モデル-リアル・オプション法の意義と課題-2006

    • 著者名/発表者名
      篠田朝也
    • 雑誌名

      彦根論叢 第358号

      ページ: 109-128

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 投資意思決定会計へのシミュレーション分析の適用における意義と問題点2005

    • 著者名/発表者名
      篠田朝也
    • 雑誌名

      滋賀大学経済学部研究年報 第12巻

      ページ: 73-92

    • NAID

      110004871990

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [学会発表] 資本予算評価技法の利用実態とその分析-時間価値重視の評価技法の利用進展と技法併用の状況-2007

    • 著者名/発表者名
      篠田朝也
    • 学会等名
      日本原価計算研究学会第33回全国大会
    • 発表場所
      慶應義塾大学
    • 年月日
      2007-10-20
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [図書] 会計の経済理論分析2007

    • 著者名/発表者名
      篠田朝也
    • 総ページ数
      189
    • 出版者
      滋賀大学経済学部 : 滋賀大学経済学部研究叢書第44号
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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