• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

業績評価指標としての利益と株価の比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 17730275
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 会計学
研究機関大阪大学

研究代表者

椎葉 淳  大阪大学, 大学院経済学研究科, 助教授 (60330164)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード利益 / 株価 / 業績評価指標 / 株式市場 / 企業戦略 / ストックオプション / ブラックショールズモデル / Huddartモデル / 残余利益 / 異常利益成長 / 持続性 / 経営者報酬 / 非効率的市場
研究概要

本研究は、業績評価指標としての利益と株価の役割を比較研究するものである。本年度の成果は、主として次の2点である。
(1)第一に、企業戦略を内生的に考慮した上で、利益と株価に連動した経営者報酬がどのように決定されるかについて、理論分析およびそのモデルに基づくシミュレーション分析を行った。経営者報酬の研究においては通常所与とされている企業戦略を内生的に扱っている点で、独創的な研究になっている。具体的には、企業戦略として、成長戦略と原価削減戦略を考慮し、これらの戦略によって最適な報酬契約が異なることを明示した。また、理論分析にとどまらず、今後実証分析を行う際に検証可能な仮説を導出した。特に、企業戦略と株式市場の相互関係を考慮した上で、経営者報酬に関する検証を行う必要があることを明らかにしている。なお、この成果は「企業戦略と株式市場の相互関係:会計情報の特性への影響」(共著)として公表予定である。
(2)第二に、株価連動報酬として、ストックオプション報酬の価値評価を行った。このためにまず、ストックオプションの評価の際に一般に適用されているブラックショールズモデルに加え、Huddartモデル、Hull-Whiteモデルなどにより現実に即した評価方法を習得した、その際、リサーチアシスタントとして金融工学を専門としている大学院生を採用し、理論的背景について詳しく議論した。その上で、これらのモデルを実際に利用し、企業が採用しているストックオプションについて、具体的な価値評価を行った。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 企業戦略と株式市場の相互関係 : 会計情報の特性への影響2007

    • 著者名/発表者名
      椎葉淳, 村上祐太郎
    • 雑誌名

      名古屋商科大学総合経営・経営情報論集 52巻1号(印刷中)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Value Relevance of the Profit Available for Dividend2007

    • 著者名/発表者名
      Okuda, Shin'ya, Manabu, Sakagami, Atsushi Shiiba
    • 雑誌名

      OCU-GSB Workig Paper(大阪市立大学ワーキングペーパー) No. 200702

      ページ: 1-23

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi