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リスク・アプローチ監査の生成・発展・現状の分析

研究課題

研究課題/領域番号 17730276
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 会計学
研究機関立教大学 (2006)
神戸大学 (2005)

研究代表者

小澤 康裕  立教大学, 経済学部, 講師 (50362819)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード監査 / ビジネス・リスク / リスク・アプローチ
研究概要

欧米各国を中心に,過去十数年間の会計監査実務の変化は目覚しく,米国等を中心にビジネス・リスク・アプローチと呼ばれる新たな監査方法が登場するに至っている。そこで,本研究では,平成17年度において,ビジネス・リスク・アプローチの基礎となっている従来の「リスク・アプローチ」という監査方法に焦点を当て,その生成及び発展の過程を明らかにし,論文2編及び博士学位請求論文としてまとめた。
また,これらの研究成果を踏まえ,リスク・アプローチの現状を分析すべく,平成18年度においては,監査リスクの構成要素である固有リスク及び統制リスクについて検討した。これらは,ビジネス・リスク・アプローチあるいはわが国の監査基準で採用された「事業上のリスク等を重視したリスク・アプローチ」では,「虚偽表示リスク」として結合して評価されるリスクである。そこで,リスク・アプローチ監査に関する先行研究を踏まえ,この結合リスクである「虚偽表示リスク」概念が導入された背景を示し,さらに,虚偽表示リスクの評価における固有リスク評価の問題点を検討した論文を公表した。
今後は,これらをさらに発展させ,ビジネス・リスク・アプローチには,どのような特徴があるのか,特に,ビジネス・リスクの把握方法(ツール)とそれを監査手続に反映させる方法に焦点を当てて調査し,また,上記のわが国の監査基準に取り入れられた監査方法が,いわゆるビジネス・リスク・アプローチと等しいものなのか等について調査していく予定である。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 監査基準における「重要な虚偽表示のリスク」概念の採用の背景とその問題点2006

    • 著者名/発表者名
      小澤 康裕
    • 雑誌名

      産業経理 66・2

      ページ: 127-135

    • NAID

      40007423587

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] ビジネス・リスク・アプローチへの監査方法の変化の妥当性2005

    • 著者名/発表者名
      小澤康裕
    • 雑誌名

      国民経済雑誌 第192巻・第3号

      ページ: 59-75

    • NAID

      110001715892

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 19世紀末から20世紀初頭にかけての英国及び米国の監査方法の変化2005

    • 著者名/発表者名
      小澤康裕
    • 雑誌名

      経営研究 第52巻

      ページ: 1-14

    • NAID

      120000941414

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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