研究課題/領域番号 |
17730296
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 仁愛大学 (2006-2007) 東北大学 (2005) |
研究代表者 |
小林 大祐 仁愛大学, 人間学部, 講師 (40374871)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 階層意識 / 地域特性 / 社会調査 |
研究概要 |
平成19年度の研究では、(1)実査データと地域データとの合併作業、(2)データ分析、(3)分析成果の一部を用いた学会発表、(4)データ寄託に向けた準備、が行われた。まず、(1)としては、具体的には平成18年度の実査において収集されたデータを、やはり平成18年度に収集した当該調査地域に対応する国勢調査の小地域統計と合併することで、本課題研究のマルチレベル分析を行うためのデータ作成が行われた。 (2)のデータ分析は、(1)で作成されたデータについて、マルチレベル分析の手法によって行われた。分析にはHierarchical Linear Modelが適用可能な統計ソフトHLM6を用い、階層帰属意識に対する地域の効果について、市区町村レベルよりさらに細かい小地域単位で分析を行うことにより、地域特性が人びとの階層意識にどのような媒介的効果を持っかが検討された。現在も様々な地域データを用いて検討が繰り返されており、それらの成果は学術論文として投稿準備中である。 (3)については、分析結果の一部を、5月に同志社大学で行われた関西社会学会第58回大会において「階層意識に対する従業上の地位の効果について」という題目で、9月に広島修道大学で行われた数理社会学会第44回大会において「階層意識に対する『失業』と『フリーター』の効果について」という題目で学会発表を行い、今後研究成果を論文にまとめていくための有益なアドバイスを得ることが出来た。 (4)については、本研究終了後に、実査データをSSJDAへ寄託することを予定しており、そのための準備作業が行われた。ただ、小地域情報を含めた個票データは個人の特定がされやすくなるという問題があり、どの程度までの情報が公開にふさわしいかという点について引き続き検討中である。
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