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ドイツにおける公的扶助改革とホームレス支援システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17730336
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 社会福祉学
研究機関大阪府立大学

研究代表者

嵯峨 嘉子  大阪府立大学, 人間社会学部, 講師 (30340938)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードホームレス / 公的扶助 / ドイツ社会扶助 / 就労支援 / SGB2 / SGB 1 2 / SGB II / SGBXII
研究概要

本研究は,2003年以降のドイツにおける公的扶助改革の概要と問題点を明らかにし,これらの改革がホームレス支援システムに与える影響について分析を行う。
今年度は,文献研究および現地調査を実施し,関係団体および貧困・社会政策の研究者にヒアリングを行なった結果,以下のことが明らかとなった。
改正実施後の失業者およびSGBII受給者等の動向を確認することができた。失業率は低下しているものの,減少しているのは,相対的に高度の職業資格を有する短期失業者であり,SGBII受給者にみられるような長期失業者は減少していない。改革の成果は,非常に限定的にしか評価されていない。また,失業問題だけでなく,いわゆる「ワーキングプア」問題も顕在化しており,最低賃金制の提案も出てきている。
SGBIIの実施機関であるARGEへのヒアリングにより,受給者のプロファイリング,アセスメント,職業訓練サービスならびに各種社会サービス(債務相談や薬物相談など)のマネージメント等の支援の流れを確認することができた。特に,SGBII受給者は,生活課題を抱えていることが多いため,ARGEに属するケースマネージャーは,従来よりもアセスメント能力等の専門的能力が問われている。稼働能力を有するホームレス生活者の場合,関係機関は,ARGE,自治体専門機関,民間支援団体など,複数にのぼっており,住宅喪失の危険に直面した場合,これらの機関が連携し予防的支援が可能かどうかが課題となっている。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 高齢者施策と生活保護2008

    • 著者名/発表者名
      嵯峨 嘉子、 八田 和子
    • 雑誌名

      都市問題研究 60(3)

      ページ: 56-66

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] 『ホームレス』と自立支援2006

    • 著者名/発表者名
      嵯峨 嘉子
    • 雑誌名

      社会福祉学 47・1

      ページ: 100-103

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] 生活保護制度と居住支援の課題2007

    • 著者名/発表者名
      嵯峨 嘉子
    • 学会等名
      都市住学会
    • 発表場所
      日本女子大学
    • 年月日
      2007-12-02
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 都市部における生活保護実施体制諌題2007

    • 著者名/発表者名
      嵯峨 嘉子
    • 学会等名
      日本社会福祉学会
    • 発表場所
      大阪市立大学
    • 年月日
      2007-10-23
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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