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ソーシャルワーク理論における価値論の体系化-「物語モデル」による実践的研究-

研究課題

研究課題/領域番号 17730357
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 社会福祉学
研究機関福岡教育大学

研究代表者

松倉 真理子  福岡教育大学, 教育学部, 準教授 (90390145)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2007年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
2006年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードソーシャルワーク / 価値 / 物語モデル
研究概要

本研究は、社会福祉援助(ソーシャルワーク)サービスを受ける利用者の多様な生を包含する「利用者主権」という観点から、「物語モデル」と呼ばれる援助理論を軸とした実践的研究を行うことを通じて、ソーシャルワーク理論における価値について論究することを目的としている。
ソーシャルワーク理論研究では、そのあり方として方法や政策という視点からは様々に論じられてきたが、「知」として議論されることは少なかった。しかし、標榜する価値や理念の拡散、高度情報化・消費化社会の進行を背景に、善なる行為としてのソーシャルワークへの信頼は相対化され、もはや援助者の優位性は自明ではなくなった。以前なら露呈することのなかった事故や不祥事が次々に発覚しつつあるきょうび、抑もソーシャルワークとはどのような知であったのかといった根元的な自己問直しが必要である。
本年度は、昨年度まとめた学位論文をもとに、修正を加えて出版するための準備に専念した。公開講演会の際の主査・副査他、研究者らからの指摘を受け、テーマと内容について再考した。また、社会福祉現場において、利用者らの「語り」へのアプローチとその分析に傾注することを通して、「物語モデル」の枠組みについて反省的に検討することを試みた。特に、社会的包摂・エンパワーメント・自己決定といった最近盛んに流通する言説が、社会福祉の専門的価値という文脈では日常的援助とどのようにかかわって用いられているのかに着目しつつ考察を深めた。同時に、社会福祉士資格制度の法改正等においての、専門職性や専門職養成をめぐる言説に注意を払いながら、今後の「相談援助業務」を支えるソーシャルワーク理論が何を志向するべきか模索した。日本社会福祉学会の全国大会、政策理論フォーラムの各回、地方大会などに参加し、情報収集に努めた。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] ソーシャルワーク理論における価値論 -「物語モデル」を中心とした体系化-2007

    • 著者名/発表者名
      松倉真理子
    • 雑誌名

      同志社大学博士学位請求論文 (製本及び図書館排架整理中)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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