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チーム間連携へのメンバーのコミュニケーション行動の効果とその促進・阻害要因の検討

研究課題

研究課題/領域番号 17730365
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 社会心理学
研究機関流通経済大学 (2006-2007)
広島大学 (2005)

研究代表者

高口 央  流通経済大学, 社会学部, 講師 (00397936)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードコミュニケーション / 集団間関係 / アイデンティティ / モラール / 職業的使命感 / バーンアウト
研究概要

19年度は、社会福祉士を目指す大学生を対象として、カテゴリー間コミュニケーションと適応との関連を検討する調査を実施した。また,これまでの調査結果をふまえて病院組織での調査を実施した。
前者については,日本グループ・ダイナミックス学会,日本社会心理学会,および日本心理学会で成果発表を行った。対象とした大学生が所属する学科カテゴリー内のコミュニケーションと学科カテゴリー間のコミュニケーションが自尊心や充実感といった適応に及ぼす効果を検討した。その結果,次のことを明らかにした。特定のネットワーク内でコミュニケーションの内容を全成員に共有している人は、複数(学科外)のネットワークを重視することで、はじめてコミュニケーションによる適応へのポジティブな影響が認められた。一方、コミュニケーションを内容により選択的に行っている人は、特定のネットワーク内でのコミュニケーション量によって適応が規定される可能性が高いことが示唆された。つまり,カテゴリー内でのコミュニケーションだけでは,当事者の適応は規定されず,カテゴリー間のコミュニケーションの重要性を示唆する結果が得られた。
後者については,平成20年度において,日本グループ・ダイナミックス学会において成果発表を行う予定である。本調査では,同職種カテゴリー内での協力行動とカテゴリー間での協力行動に注目し,看護師を対象として検討を行っている。カテゴリー内での協力行動は,リーダーシップの共有を介してのみ,医療従事者のモチベーションと職業的使命感を促進するとの結果が得られた。加えて,職種カテゴリーを超えた職種間協力行動の実践は,医療従事者のモチベーションと職業的使命感を直接に促進する効果を有しているとの結果を得ている。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 自己調整過程からみた大学生のコミュニケーションと適応との関連(4)学科内・外での内容別コミュニケーションが自尊心に及ぼす効果2007

    • 著者名/発表者名
      高口央・前田和寛
    • 学会等名
      日本社会心理学会第48回大会
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      2007-09-22
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 大学生の友人関係でのコミュニケーションと適応指標との関連2007

    • 著者名/発表者名
      高口央
    • 学会等名
      日本心理学会第71回大会
    • 発表場所
      東洋大学
    • 年月日
      2007-09-19
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 自己調整過程からみた大学生のコミュニケーションと適応との関連(2)コミュニケーションの量と選択性が適応に及ぼす影響2007

    • 著者名/発表者名
      高口央・前田和寛
    • 学会等名
      日本グループ・ダイナミックス学会第54回大会
    • 発表場所
      名古屋大学
    • 年月日
      2007-06-16
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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