研究課題/領域番号 |
17730430
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
実験心理学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
篠原 一光 大阪大学, 人間科学研究科, 准教授 (60260642)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2007年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 自動車運転 / 注意転導 / 情報機器 / 運転シミュレーション / 注意の個人差 |
研究概要 |
・ドライビングシミュレータで長時間運転を行った場合に生じる覚醒の低下、眠気の発生が行動に及ぼす影響についての実験を実施した。高速道路で夜間単独走行する状況で、黙って運転する条件と会話を挟みつつ運転を行う条件を実施し、運転と同時に光点検出課題や眠気の主観評定を行った。また、昨年度作成した日常的注意経験質問紙への回答を求め、長時間の単調な運転に伴う運転パフォーマンスの低下と注意の個人差との関連について検討した。また、運転スタイルの自己評価を行う質問紙も同時に実施しており、日頃の運転ぶりと注意の個人差の関連についても合わせて検討した。本実験は車載通信機器の利用により長時間運転時の覚醒低下を防止することの可能性を検討するものである。 ・質問紙によって注意に関する課題のパフォーマンスがどのように予測されるかを検討するため、ストループ課題と視覚的注意定位課題を行い、質問紙への回答との相関について検討した。ストループ課題は反応の抑制機能を必要とし、視覚的注意定位課題は視覚的焦点的注意を移動させる、という機能に関係している。その結果、日常的注意傾向質問紙や、同時に実施された失敗傾向質問紙の下位尺度得点との間に有意な相関がみられ、質問紙への回答により実際の課題パフォーマンスをある程度予測しうることが確認された。反応の抑制および視覚的注意移動は、運転中に車載情報機器から情報を得る場合に必要な注意機能であることから、この質問紙が車載情報機器の使用に関する個人差の評価に寄与できるものと考えられる。
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