研究課題/領域番号 |
17730459
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
|
研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
上間 陽子 琉球大学, 教育学部, 講師 (90381194)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2006
|
研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
|
配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | 移行研究 / 若年労働市場 / コネクションズ / キャリアスコットランド / 戦後日本型青年期の解体・崩壊 / 移行 / 単線的な移行形態 / 複線的な移行形態 / キャリア・スコットランド |
研究概要 |
1)イングランドとスコットランドにおける若年就労支援政策の事業化の実態を把握するために、事業現場で働くコネクションズのエリアマネージャーおよびパーソナルアドバイザーへのヒヤリング、またキャリアスコットランドのキーワーカーらへのヒヤリングを実施し、その成果をまとめた(11.研究発表欄)。そこで明らかになったのは、日本におけるジョブカフェなどの若年者支援が、利用登録を行った若者のみを支援対象としているのに対し、イングランドやスコットランドでは利用登録以前の問題を抱える若者を対象とした事業展開がなされているということである。また、コネクションズにおいては、パーソナルアドバイザーが担当した若年者を包括的に援助するのに対し、キャリアスコットランドでは、それぞれの事業所のメンバーがチームで援助を行っているという実態である。 2)若年正規雇用の比率の低下しつつある東京都の若年労働市場の傾向鑑み、高卒3年目を迎える若者への継続的なヒヤリング調査を実施した。このヒヤリング調査は、研究代表者による単独調査ではなく、東京都立大学「高卒者の進路動向に関する調査」グループの一員として実施されたものであり、その成果の一部をまとめた(11.研究発表欄)。全般的に流動性は高まっているが、そのなかでも従来の移行のプロセスをたどる若者も存在している。だが、慢性的な失業と、不安定雇用といったリスクにさらされた移行プロセスをたどる若者が見られており、経済的な格差、文化資本格差は強まっている。
|