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戦間期日本の郊外地域において新中間層が形成した教育文化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17730463
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関成城大学

研究代表者

岩田 一正  成城大学, 文芸学部, 准教授 (70338573)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード教育文化 / 新中間層 / 戦間期 / 郊外 / 公共性 / 学園都市
研究概要

本年度は、1930年代に新中間層によって都市郊外に形成された教育文化を事例として分析し、いくつかの研究会でその成果を報告した。その成果とは、次の2つである。
第1に、千葉師範学校附属小学校の主事などを務め、八大教育主張(1921年)において「自由教育論」を提示した手塚岸衛が、硬直化が指摘されていた一斉教授を中心とする画一的な教育を斥けて、自由教育を実践するために設立した自由ヶ丘学園(1930年設立)にその名が由来する自由が丘に形成された教育文化と、箱根土地株式会社を中心として開発され、1927年に分譲が開始された国立に展開した教育文化を、成城に形成されたものと比較しながら考察したものであり、第2に、三田谷啓が1927年に設立した三田谷治療教育院や桜井祐男が1925年に設立した芦屋児童の村小学校が位置していた芦屋を中心とする地域において、どのような教育文化が展開していたのかを、東京に形成されたものと比較しながら記述したものである。
研究会での報告を通じて、日本近代教育史を専攻する研究者からだけではなく、他の学問領域を専攻する研究者から、筆者未見の史料を紹介していただいたり、立論に関して助言していただくことができた。それらを踏まえていくつかの文献を購入し、それらを読み込み、報告に手を加え、改めて論文化しているところであり、公表は今年度に間に合わなかった。来年度以降に脱稿し、学会誌などに投稿することにしたい。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 矯正教育からの示唆-少年院を中心に-2007

    • 著者名/発表者名
      岩田 一正
    • 雑誌名

      グローバル化時代における市民性の教育-論文集- 1

      ページ: 135-144

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 学校をつくる2006

    • 著者名/発表者名
      岩田 一正
    • 雑誌名

      学校事務 57・7(別冊)

      ページ: 56-75

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] 男子少年院における教育の実態と機能に関する教育学的研究:その(2)更生の表象に関する分析2007

    • 著者名/発表者名
      岩田 一正 (代表)
    • 学会等名
      日本教育学会
    • 発表場所
      慶応義塾大学
    • 年月日
      2007-08-29
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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