研究課題/領域番号 |
17730464
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
杉森 知也 日本大学, 文理学部, 講師 (60328656)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 中等教員養成史 / ライフコース / 臨時教員養成所 / 中等教員養成 / 教員需給 / 聞き取り調査 |
研究概要 |
教員の臨時的養成の研究は、未開拓に近い分野であるばかりでなく、戦前の中等教員養成政策の中で脆弱な部分を実質的に補ってきた点において、政策の「本音」が反映するテーマであるといえる。本研究は、臨教の中で実技系の学科の養成について調査を進めてきた。 学校一覧をはじめ、学校の諸情報の収集をおこなうとともに、学校文書館や公文書館での調査をおこなった。本来、本研究の大きな意味は、臨教卒業生へのヒアリング調査をおこなうことにあった。これについては、一部の方には実施できたものの、ほとんどの場合は、個人情報保護の観点から同窓会・学校で慎重に対応されることとなり、思うように進まなかった。これについては、引き続き、研究の意義を説明し、依頼をし続ける必要があると考えているとともに、同窓会や学校以外のルートも開拓しながら調査を進める必要があると考えている。 3年間の研究期間の間に、2本の論文を発表することができた。ひとつは、仙台の臨教卒業生に対するヒアリングの結果を踏まえた研究論文であり、もうひとつは、家政系学科についての論文である。さらに、2008年度に刊行予定の全国学会誌にも臨教に関する研究論文の投稿をおこなった。 なお、研究を進める間に同窓会が卒業生配当や異動において役割を果たしていた事実が見え、これらの調査についても同時並行で進めることとした。同窓会調査と卒業生配当のシステム解明の重要性については、本研究を進める作業の中で見えてきたところであり、近いうちに形にしたいと考えている。
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