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米国の公教育における宗教と教育との関係-政教分離成立の再検討と宗教教育の実態-

研究課題

研究課題/領域番号 17730467
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関大阪成蹊大学

研究代表者

柴沼 真  大阪成蹊大学, 現代経営情報学部, 講師 (40388674)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード政教分離 / 宗教と教育 / アメリカ宗教史 / 独立革命とキリスト教 / バプテスト派
研究概要

平成18年度の研究では、平成18年6月に開催された日本キリスト教教育学会において平成17年度の研究成果をもとに、ジェファソンの公教育思想と彼の作成した「ジェファソン聖書」とを並列し、公教育思想と宗教との関係性を歴史的に捉える視点の発表となった。
またオランダで開催された、「宗教的多元性の中での宗教的価値教育」をメインテーマに掲げたISREV(International Seminar for Religious Education and Values)2006に参加し、宗教が多元化している状況において、公教育の中でどのような宗教的価値教育を実施するのか、あるいはどのような観点からこの間題を考えるのかという点などについて、各国の状況についての報告を聞くとともに、各研究者と意見交換を行い、各国の最新の研究状況への理解を深めることができた。
特に、カリフォルニア州立大学チコ校のブルース・グレイル教授から、地方分権化されて各州単位で独自の教育制度がありながらも、エキュメニカルなキリスト教的価値をそのルーツにもつアメリカ合衆国のアイデンティティ形成のために、どのような宗教的価値教育が実施されているかという点について説明を受けることができた。
平成19年3月にはアメリカのナッシュヴィルの修正憲法第一条センターを訪問し、同センターで行われている修正憲法第一条についての教育プログラムについての説明を受けた。同センターは、どのように修正憲法第一条の精神を学校教育でいかせるのかという観点から、さまざまなプログラムを実施しており、クリントン政権以降、アメリカの公立学校で宗教的知識教育を実施するためのガイドラインなども作成している。
また、シカゴ大学では図書館において、アメリカ植民地期の宗教的状況を示す一次資料を入手することができた。
本研究の最終報告書は平成19年7月に完成の予定である。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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