研究課題/領域番号 |
17730472
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
鈴木 康郎 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 助手 (10344847)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | イスラーム学習 / 異文化理解教育 / タイ / ムスリム・マイノリティ / 日タイ比較 / イスラモフォビア / 総合的学習の時間 / 基礎教育 |
研究概要 |
1.国内学会での研究成果の公表および国際学会での資料収集 (1)国内学会での研究成果の公表…2006年6月24日〜25日に開催された日本比較教育学会第42回大会において、「多文化社会におけるムスリム問題の解消に向けた教育の取り組み」というテーマの自由研究発表を行い、ムスリムとの共存をめざした異文化理解教育の枠組みについて検討し、その課題を明らかにした。 (2)国際学会での資料収集…2006年9月1日〜3日にイスタンブールにおいて国際学会「シチズンシップ、安全保障および民主主義」が開催され、各国でムスリム・マイノリティとの多文化共生を図るにあたって、シチズンシップ(市民権および市民的資質)をいかに育成すべきかが議論された。同学会へ参加し、研究課題に関する意見交換を行うとともに、イスラーム学習や異文化理解教育に関する資料収集を行った。 2.英国におけるフィールド・ワーク…研究課題に関する多くの先駆的実践が試みられている英国においてフィールド・ワークを実施した。英国ムスリム社会科学者協会、MAB(英国ムスリム協会)、FAIR(反イスラーム差別フォーラム)等において、インタビュー調査とともに資料収集を行った。結果、実践の多くが在英ムスリムを中心とするボランタリーな組織によって運営されており、これを行政組織がサポートしている実態が明らかとなった。 3.入手資料のデータベースの継続整備…引き続き、調査によって入手した資料の翻訳、コンピュータへのデータ入力などを実施し、イスラーム学習の実践について、(1)社会・文化状況の理解、(2)言語や価値観の認識、(3)態度形成、等の枠組みにより区分した調査資料データベースの充実をはかった。
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