| 研究概要 |
「学童期の親と子を対象とした造形教育による子育て支援プログラム」をテーマに,主に次の研究を行った。
1.子育て支援施設でものづくり講座の実施
大阪市子ども子育てプラザにおいて,親と子を対象とした無料のものづくり講座を実施した。2007年4月から2008年3月にかけて,全15回行ない約300人の親子が参加した。職員と連携をとりながら,広報やポスター制作,チラシ作成などデザイン面での支援も行なった。また,講座実施後に参加者からものづくりに関するアンケート調査を実施した。
2.ものづくりワークシートの作成
ものづくり講座の実施にあたり,ものづくりの手順,用具と材料,制作のポイントをイラストでまとめた,親子でものづくりを楽しむものづくり教材資料(ワークシート)を作成した。
3.学校教育におけるものづくりの調査
小学校におけるものづくり教育の内容を把握するために,図画工作における用具と材料について調査し,その結果を論文にまとめて発表した。
今後は,作成したワークシートを他の児童館や子育て支援施設と共有・活用し,継続して無料のものづくり講座を実施する。また,1年間実施したものづくり講座の実施報告とアンケート調査の結果を論文等で発表する。
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