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中興束の幾何学とその無限小としての超多様体上のホモロジーベクトル場

研究課題

研究課題/領域番号 17740033
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 幾何学
研究機関東京工業大学

研究代表者

寺嶋 郁二  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (70361764)

研究期間 (年度) 2005 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2007年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードホモロジーベクトル場 / 超多様体 / 主圏束 / ホロノミー
研究概要

ホモロジーベクトル場を用いて,準ポアソン構造と捩れポアソン構造を含むより統一的な構造を幾何的に捕らえることができたので,その変形理論を展開している.特に,モジュライ空間上に自然な平坦束を得ることができた.現在,その平坦束のホロノミーの幾何的な意味を明確にすることは興味深い問題であると考えている.さらに,梶浦宏成氏との共同研究で得られたホモロジーベクトル場の変形理論の一般論と組み合わせることで,より深い情報が得られることが分かりつつある.
具体的な例として,リー群の自分自身への共役作用からくる準ポアソン構造の場合に何が起こるのかをはっきり捕らえたい.五味清紀氏との共同研究によって, C.Vafaが発見した軌道体モデルにあらわれる離散トーション位相が高次のホロノミーとして幾何的に自然に解釈されることを示すことができたので,M. Douglasらによって指摘されている離散トーション位相と非可換幾何学との関係を具体的な例について,調べている.重要な点として,離散トーション位相はもともと有限群の作用についての理論であったが,私たちの仕事によってリー群の作用を含む一般の場合についても同様の理論が展開できることになったことがある.したがって,私たちの仕事を利用して, M.Douglasらの仕事の適切な一般化を見出すことは,非可換幾何学の一つのアプローチとして興味深いと考えている.

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] Geometry of polysymbols2008

    • 著者名/発表者名
      M. Morishita, Y. Terashima
    • 雑誌名

      Math. Res. Lett. 15

      ページ: 95-115

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Arithmetic topology after Hida theory2007

    • 著者名/発表者名
      M. Morishita, Y. Terashima
    • 雑誌名

      Series on Knots and Everthing 40

      ページ: 213-223

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Geometry of polysymbols2006

    • 著者名/発表者名
      M.Morishita, Y.Terashima
    • 雑誌名

      Surikaisekikenkyusho Kokyuroku 1521

      ページ: 154-160

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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