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補償光学系のための多天体同時波面センサーの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17740117
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 天文学
研究機関国立天文台

研究代表者

早野 裕  国立天文台, 光赤外研究部, 上級研究員 (80390623)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワード補償光学 / 波面センサー / 光干渉計
研究概要

昨年度購入した、平面鏡とその精密駆動ができる保持部品、天体光源発生装置、波面センサー用高速読み出しCCDカメラを光学定盤上で組み立てた。また、高速画像データ入出力制御システムおよびデータ処理用システムなどの計算機構成を立ち上げた。まず、天体光源発生装置の機能を限定して、一つの天体を模擬した光源を用いて、波面センサーそのものとしての動作を確認することと、測定されたデータから波面情報が正しく抽出することができることを実験によって確認した。この結果は天文学会2006年秋季年会と2007年春季年会において成果報告を行った。
一方、多天体同時に波面を合成するための補償板の詳細な光学設計およびシステム検討を行った。多天体の波面は、そもそも異なる方向から伝播してきているため、それらを合成するためには、波面補償を補償板を用いて行う必要がある。初期の検討段階で見積もられていた補償効果を、詳しく検証していった結果、その効果が初期に見積もられていた程度より小さいことがわかり始めた。さらに、光線追跡解析を含め、補償板効果の詳細な検討と補償板の設計改良を続けているところである。また、本波面センサー方式については、当初から特許申請を目指しており、特許明細書はある程度推敲が重ねられている。波面センサーの心臓部にあたる補償板の詳細検討結果をふまえて、申請内容の調整を引き続き進めているところである。特許申請を目指しているため、本研究の原理、実験結果などの成果を誌上発表することも、学会発表することも、見合わせているところである。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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