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重い原子核のクラスタ構造の研究

研究課題

研究課題/領域番号 17740158
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関大阪電気通信大学

研究代表者

溝井 浩  大阪電気通信大学, 工学部, 講師 (30388392)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード不安定核 / 核反応 / 核構造
研究概要

本研究では、不安定核と安定核のクーロンバリア近傍といった低エネルギー領域での核反応を測定する実験を行うことによって、重い原子核のクラスタ構造を調べることを目標としている。
本年度は、検出器の製作を行い、その性能評価を行った。検出器はGEM(Gas Electron Multiplier)を使ったMSTPC(Multiple-Sampling and Tracking Proportional Chamber)である。本研究では、低エネルギー重イオンビームを検出器に入射して、検出器に充填したガスとの核反応を検出する。そのため、反応点を精度よく決定するために、充填するガスの圧力を1/10気圧程度にする必要がある。しかし、このような低圧下でのGEMの動作特性については詳しく調べられていないため、その挙動について重点的に試験を行った。その結果、実験に必要な性能を持つことが確かめられた。このような試験は、ほとんど行われておらず、GEMの特性について新しいデータを提供することになるため、論文としてまとめて発表する予定である。
また、本年度には、この検出器を用いた実験のプロポーザルが、高エネルギー加速器機構の短寿命核実験施設で採択された。実験では、重要な天体核反応として注目されている^8Li(α,n)^<11>B反応を測定する。この実験では、反応に関わる核のクラスタ構造を調べることができるため、本研究の研究方法を検証することができる。来年度以降、読み出し回路やデータ収集系を組み合わせた総合試験を行い、実験を行う予定である。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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