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超強磁場下における時間分解分光法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 17740188
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 物性Ⅰ
研究機関東京大学

研究代表者

小嶋 映二  東京大学, 物性研究所, 助手 (10376650)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
キーワード超高速分光 / 強磁場
研究概要

本研究では、パルス超強磁場下でピコ秒オーダーのポンププローブ分光法を確立することにある。パルス超強磁場の発生時間がマイクロ秒オーダーであり、通常用いている手法がそのまま適用できない。そこで、低繰り返し周波数の短パルスレーザーのパルス幅測定法であるパルス幅シングルショットオートコリレータの技術を応用し、時間軸情報を空間軸情報に転写することで、短い測定時間でのポンププローブ分光を行うことができることを目指している。
本年度は、昨年の補助金によって購入した冷却CCDカメラ、回折格子、ミラー、ビームスプリッタなど光学系を用いてチタン・サファイアレーザーの基本波(800nm近傍)のプローブパルス列の時間変化を観測するという実験を試みた。
さらに一方で、超強磁場発生法についても、このような超高速分光などと組み合わせることができるようになるべく簡便に磁場発生ができるように開発を行った。超強磁場発生法の1つである電磁濃縮法は、これまで磁場発生に非常に大きな労力を伴うものであった。磁場発生に必要な労力を軽減するよう磁場発生システムを簡略化できれば、より複雑な測定法とも組み合わせて実験を行うことが可能となる。しかし、これを行うことで磁場発生の再現性などが損なわれてはならない。電磁濃縮法はプライマリコイルとライナーから構成される。我々は、今回、銅コイルを鉄コイルの内側に貼り付けた構造を持つ新コイルを開発することで、再現性よくかっより簡便に磁場発生が可能となった。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Increase of energy efficiency in the electromagnetic flux compression technique generating ultra-high magnetic field2006

    • 著者名/発表者名
      E.Kojima, S.Takeyama
    • 雑誌名

      Journal of Physics : Conference series 51

      ページ: 537-540

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2020-05-15  

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