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メスバウアー効果により電子状態でサイト分離したホログラフィーによる原子配置の観測

研究課題

研究課題/領域番号 17740192
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 物性Ⅰ
研究機関京都大学

研究代表者

北尾 真司  京都大学, 原子炉実験所, 助教 (00314295)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワードメスバウアー効果 / ホログラフィ / 放射光 / 原子配置 / 超微細相互作用 / 可視化 / ホログラフィー / 鉄57
研究概要

前年度までに開発を行った検出器および解析方法を用いて、本研究の目的を実現させるために必要なデータの蓄積とその解析およびその検討を行った。
1.放射光を用いたデータ収集と蓄積
高エネルギー加速器研究機構の放射光施設において鉄57で濃縮したオルソホウ酸鉄等の単結晶を用いて、試料を回転させた各点において多素子型アバランシュフォトダイオード検出器で検出された核共鳴シグナル強度の測定を行い、本研究の解析に必要な統計精度を得るためのデータを蓄積した。
2.解析方法の改良
実験データから情報を引き出すため、規格化のために収集した基礎データを用いて効率よく規格化をすすめる手法を改良した。さらに原子配置のシミュレーションの解析ソフトウェアについての開発を進め、効率よく実験データを処理する手法を改良した。
3.データの解析と検討
得られた実験データをこれまで開発してきた方法により解析し、実験結果とシミュレーションの結果の比較を行った。実験データはオルソホウ酸鉄等の対称性をよく示しており、本研究の目的であるメスバウアーホログラフィーの測定の可能性を示唆する結果が得られることがわかった。本研究を推進することにより、電子状態により原子配置を再構成することが可能になる実験結果を得られたことは意義深く、今後も種々の他の物質の電子状態と原子配置の解明に応用が可能であると期待できる。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 放射光によるメスバウアーホログラフィ測定法の開発2008

    • 著者名/発表者名
      北尾真司
    • 雑誌名

      京都大学原子炉実験所 第42回学術講演会 報文集

      ページ: 120-122

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] Dynamics starting from zero velocities in the classical Coulomb three-body problem2007

    • 著者名/発表者名
      Mitsusada M. Sano
    • 雑誌名

      Physical Review E 75・2

      ページ: 26203-26203

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] 放射光によるメスバウアーホログラフィ測定法の開発2007

    • 著者名/発表者名
      北尾真司
    • 学会等名
      日本物理学会 第26回年次大会
    • 発表場所
      札幌(北海道大学)
    • 年月日
      2007-09-21
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2020-05-15  

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