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大気大循環に於けるメソ気象と重力波の役割

研究課題

研究課題/領域番号 17740319
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 気象・海洋物理・陸水学
研究機関独立行政法人海洋研究開発機構

研究代表者

河谷 芳雄  独立行政法人海洋研究開発機構, 地球環境フロンティア研究センター, ポストドクトラル研究員 (00392960)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード重力波 / 赤道大気 / 中層大気 / 大気大循環モデル / メソ気象
研究概要

水平解像度を約100km、鉛直解像度を約550mに設定した大気大循環モデルを長期間積分し、赤道大気準2年振動(QBO)を再現させた。その中でQBOが西風位相、東風位相の場合について、それぞれ夏と冬の計4パターン程、重力波を詳細に解析できるよう時間解像度を細かくして出力させた。重力波抵抗パラメタリゼーションは用いていない。本年はQBOが北半球下記のQBOが西風シアー時を詳細に解析した。
QBOの加速には周期3日以下の重力波が重要な役割を果たしており、その中で東西鉛直フラックスの項(u'w')が効いていた。u'w'は上部対流圏の東半球で正、西半球で負という、顕著な東西非一様性を持っており、主に対流圏の背景場に起因するものと考えられる。シミュレートされたシンガポールに相当する格子点上での、u'w'の大きさと東進成分と西進成分の絶対値の和は、シンガポールでの観測結果と整合的であった。但し、東半球平均したu'w'の値とu'w'による東西風加速の値は、西半球平均より一桁大きかった。本モデル実験の結果から強調すべき事は、u'w'の分布と、それに伴う局所的東西風加速は東西方向に大きく異なるということである。高解像度客観解析データも同様に解析し、大気大循環モデルと同様な結果が得られた。対流圏の風は季節変動・年々変動が大きいため、それに伴って重力波運動量フラックスの大きさも変動している事が分かった。本研究結果を検証するには、赤道域の東西に伸びた観測網が不可欠であると考えられる。異常の結果を論文として報告した。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Zonally non-uniform distribution of equatorial gravity waves in an atmospheric general circulation model2005

    • 著者名/発表者名
      Yoshio Kawatani, Koichiro Tsuji, Masaaki Takahashi
    • 雑誌名

      Geophysical Research Letters 31

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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