研究課題/領域番号 |
17740359
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
地球宇宙化学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
岡崎 隆司 九州大学, 大学院理学研究院, 助手 (40372750)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 宇宙塵 / 彗星 / 同位体宇宙化学 / 酸素同位体 / 希土類元素 / 希ガス同位体 / 2次イオン質量分析 / 2次イオン質量分析計 |
研究概要 |
南極大陸「とっつき」エリアから回収された宇宙塵試料のうち、フィルターにより選別された直径40〜100ミクロンの大きさの宇宙塵から約300個の宇宙塵を採集し、走査電子顕微鏡(SEM)を用いた表面観察および化学組成分析を行った。これら採集した宇宙塵うち14個の試料について、片面研磨試料を作成し、SEMによる薄片断面の観察、電子顕微鏡(EPMA)による元素分析を行った。その後、2次イオン質量分析計(SIMS)を用いて、直径約10ミクロン以下の微小領域に対する酸素同位体分析、希土類元素分析を行った。SIMSを用いた分析の測定精度を昨年に比べて向上することに成功し、隕石のデータとの比較・議論が可能となった。また、37個の試料についてはX線回折分析による鉱物同定(XRD回折実験)を行った。今後、EPMA,SIMSを用いた分析および希ガス同位体分析を行っていく予定である。 本研究で開発した小型真空炉を既存の希ガス質量分析計に設置し、バックグラウンド、テスト試料の分析を行った。隕石用真空炉に比べて低バックグラウンドを得ることが出来た。現在、SIMSによる酸素同位体分析、希土類元素分析を終えた14個の試料についての希ガス同位体分析が進行中であり、宇宙塵試料から太陽風起源のHeを検出することに成功した。これら希ガス同位体分析の結果も併せて、本研究成果は2007年6月に東京・国立極地研究所で行われる国際学会、「第31回南極隕石シンポジウム」において発表される予定である。
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