研究課題/領域番号 |
17750081
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
合成化学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
塚田 直史 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教 (70292240)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | パラジウム / 二核錯体 / アリル錯体 / アリルアルコール / プロパルギル錯体 / C-H結合活性化 / イソシアニド / アルキン / ピロール / アリル化反応 / 白金 |
研究概要 |
本年度は計画通り、二核パラジウムアリル錯体を用いた触媒反応、二核パラジウムプロパルギル錯体を用いた触媒反応および金属間結合を有する二核錯体創製のための新規架橋配位子の合成の3点に関して検討を行った。 1.二核パラジウムアリル錯体を用いた触媒反応 昨年度において、パラジウム間に結合を有する二核アリル錯体がアリルスズによるアルデヒドのアリル化の触媒として働くことを見いだした。本年度は、その他のアリル試薬の反応について検討したところ、様々なアリルホウ素試薬とアルデヒドあるいはイミンとの反応の触媒としても利用できることを明らかに なった。また、塩化スズ共存下ではアリルアルコールもアリル化剤として用いることができた。アリルアルコールは、アリルスズやアリルホウ素試薬とは異なり、様々な置換基を有する誘導体が入手容易であり、この反応は合成的にも価値が高い。 2.二核パラジウムプロパルギル錯体を用いた触媒反応 二核アリル錯体同様に、二核パラジウムプロパルギル錯体を合成し触媒反応に用いた。アレニルスズによるアルデヒドのプロパルギル化反応の触媒として用いることが可能であった。 3.金属間結合を有する二核錯体創製のための新規架橋配位子の合成 dpfam配位子のジフェニルホスフィノ基を様々なジアリールホスフィノ基に置き換えた配位子の合成を行った。dpfamと同じ合成経路は困難であることが予想されたため、ビス(ブロモフェニル)アミジンを経由する手法で合成した。既にこれを用いたいくつかの二核パラジウム錯体の合成に成功しており、金属間結合を有する錯体の合成とその触媒反応への応用が今後の課題である。
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