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複核金属内包フラーレンの磁性

研究課題

研究課題/領域番号 17750132
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 機能物質化学
研究機関首都大学東京

研究代表者

兒玉 健  首都大学東京, 大学院理工学研究科, 助手 (20285092)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード複核金属内包フラーレン / 磁性 / 核磁気共鳴 / 電子スピン共鳴
研究概要

本研究では、複核金属内包フラーレンにおける内包金属の磁気モーメント問の相互作用を明らかにすることと、磁気モーメント間の相互作用に、金属原子の電子配置が与える影響について明らかにすることを目的としていた。
最初の目標では、Ce_2@C_<80>とGd_2@C_<80>、および、CeGd@C_<80>を合成することを目的としていたが、結果として、Gdを含む複核金属内包フラーレンを単離するにはいたらなかった。実際に合成・単離し、磁気測定を行うことができたのは、Ce_2@C_<80>とCeLa@C_<80>およびPr_2@C_<80>であった。
Ce_2@C_<80>とCeLa@C_<80>については、^<13>C NMRの常磁性シフトの解析をしていく過程で、これまでの標準的な解析のための式として用いられていたBleaneyの式が前提としている仮定が崩れている可能性に気付き、新たに解析式を導出し、解析を行った。2つの複核金属内包フラーレンの磁気的性質を比較することで、内包された2つのCe間の磁気的相互作用は、余り大きく無いことを明らかにすることができた。
Pr_2@C_<80>については、Ce_2@C_<80>とCeLa@C_<80>と同様の抽出方法では、反応してしまうような傾向が見られ、新たに抽出方法を検討する必要があった。その結果、NMR測定を行うところまでしかできていないが、これを解析し、Ce_2@C_<80>の結果と比較することにより、内包金属の電子配置の違いによる磁気的相互作用の違いを明らかにできるものと期待している。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Correlation between atomic rearrangement in defective fullerenes and migration behavior of encaged metal ions2006

    • 著者名/発表者名
      Y.Sato, T.Yumura, K.Suenaga, K.Urita, H.Kataura, T.Kodama, H.Shinohara, S.Iijima
    • 雑誌名

      Physical review B 73

      ページ: 233409-233409

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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