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高性能ノズルを用いたシングルモードファイバーレーザによる精密切断加工

研究課題

研究課題/領域番号 17760107
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 生産工学・加工学
研究機関岡山大学

研究代表者

岡本 康寛  岡山大, 自然科学研究科, 助手 (40304331)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードファイバーレーザ / ノズル / アシストガス / 精密切断 / Qスイッチ / 銅 / 薄板 / ドロス
研究概要

集光性に優れるシングルモードファイバーレーザを用いた薄板の精密切断加工法を確立することを目的に,本年度は実験装置および溶融金属の除去能力に優れる高性能ノズルの設計,製作を行い,以下のような所見が得られた.
1.シングルモードファイバーレーザから出力されるレーザビームの品質を損ねることなく,加工点において微小スポットに集光できるようなレーザ光照射ヘッドを設計,製作した.本照射ヘッドは集光レンズ中央にレーザ光を導けることから集光性が良好であり,10〜20umのスポットに集光できる.また,ノズル部をレーザ光軸に対して垂直面内で移動できる構造となっており,ノズル中心軸とレーザ光軸の詳細な調整が可能である.さらに,上方より加工部をCCDカメラにて観察できる機構も取り入れており,XY平面の位置決めを容易とした.
2.既存のXYZ-3軸位置決めステージの下に,面調整機構を設置した.これにより,試料面に対するレーザ光軸の角度,およびレーザ光軸方向への試料の位置決めを高精度に行うことができ,再現性の高いレーザ光照射実験が可能となった.
3.溶融金属の除去能力に優れるノズルとして,設計圧力に着目して数種類のラバルスロートノズルを設計,製作した.第1に,ノズルから噴出されるアシストガスの自由噴流形状をシュリーレン法にて観察したところ,いずれのノズルにおいても垂直衝撃波面の存在しない適正膨張流れとなっていることが確認できた.第2に,レーザ加工結果に大きく作用する試料上圧力を測定したところ,ストレートスロートノズルよりもラバルスロートノズルの方が高い試料上圧力が得られた.また,設計圧力を適正とすることで,試料上ガス圧が変動する不安定領域の発生範囲が減少し,より低い供給圧力においても高い試料上ガス圧が得られることが明らかとなった.

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] ラバルスロートノズルを用いたシングルモードファイバーレーザによる薄板の切断加工特性2005

    • 著者名/発表者名
      志和山 健
    • 雑誌名

      2005年度精密工学会秋季大会学術講演会講演論文集

      ページ: 377-378

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Precision Cutting of Thin Metal Plate by Single Mode Fiber Laser with Newly Designed Nozzle2005

    • 著者名/発表者名
      Hirokazu TAHARA
    • 雑誌名

      Proceeings of International Conference on Leading Edge Manufacturing in 21st Century

      ページ: 273-278

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 高性能ノズルを用いたQスイッチファイバレーザによる銅薄板の精密切断加工2005

    • 著者名/発表者名
      田原 大和
    • 雑誌名

      2005年度精密工学会中国四国支部鳥取地方学術講演会講演論文集

      ページ: 69-70

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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