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高圧沸騰二相流中の流動障害物近傍における熱流動現象の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17760158
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 熱工学
研究機関横浜国立大学

研究代表者

森 昌司  横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 助教授 (10377088)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードバーンアウト / ドライアウト / スペーサ / 液膜 / じょう乱波
研究概要

狭い環状流路内沸騰二相流中にスペーサをその間隔がL_s=∞(スペーサ1個)またはL_s=250mm(スペーサ2個)となるように設置した場合に関して,スペーサ近傍の発熱管表面温度変動特性とその流動様相とを同時計測・撮影した結果と空気・水系におけるスペーサ近傍の膜厚変動特性のデータとを総合的に検討した結果スペーサがその下流に与える熱流動工学的な影響について次の結論を得た.
・スペーサはじょう乱波流れの液膜厚さを平均化する,つまりスペーサ下流ではじょう乱波間の液膜厚さが厚くなる(薄膜継続時間が小となる).その結果として平均化されたスペーサ下流領域ではドライアウトは発生しにくくなる.ただし平均化されてもじょう乱波の痕跡がなくなることはない.
・スペーサの間隔に関わらずバーンアウト発生確率の高い箇所は,最下流側スペーサの上流付近である.
このように,従来のバーンアウト発生のモデルでは,じょう乱波は重要ではないと考えられているが,本研究の成果によるとじょう乱波が極めて重要であるということがわかった.しかしながら,上記で得られた実験データは大気圧下での実験データである.っまり実機の高温高圧下の気液の物注とは大きく異なる.よってより高温高圧下の流動現象を模擬するためにその物性が実機に近い,R134aを用いた加熱系でも実験(スペーサなし)を行った.
その結果,やはり物性が大気圧下におけるそれと大きく異なってもじょう乱波は存在することが判明した.っまりドライアウト発生の本質は高温・高圧下においてもじょう乱波が主要な役割を果たしていることが示唆された.

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] On the Occurrence of Burnout Downstream of a Flow Obstacle in Boiling Two-phase Upward Flow within a Vertical Annular Channel

    • 著者名/発表者名
      Shoji Mori, Akira Tominaga, Tohru Fukano
    • 雑誌名

      Nuclear Engineering and Design Accepted

    • NAID

      110004999231

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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