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小規模回転数切替,及び動吸振器によるパターン形成防止対策に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17760193
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 機械力学・制御
研究機関佐世保工業高等専門学校

研究代表者

森田 英俊  佐世保工業高等専門学校, 機械工学科, 講師 (40332100)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードパターン形成 / 自励振動 / 動吸振器 / 時間遅れ系 / 接触回転系
研究概要

前年度までに製作した実験装置では,パターン発生の再現性に問題があったため,シャフトとロールを再設計した.改善点は以下の2点である.(1)シャフトとロールを取り付けた状態で,旋盤に設置できるよう形状変更した.このことで,ロールとシャフトを一体にした状態で研削し,偏心量を抑えた.(2)ロール固定時にロックナットとの摩擦のため,ロール周方向に移動し,偏心量が増大していた.そのため,キーにより回転方向へ動けないスペーサ挿入できる構造とした.これらの部品は外注により製作した.その結果,偏心量は以前のロールの1/8程度まで抑えることに成功し,そのためパターンの再現性は格段に向上した.
次に,実験装置の質量の変更を行った.これまでの実験装置は,動吸振器を取り付けた後の重量までは考慮されていなかったため,これを考慮した質量へと変更した.
実験中は,レーザ変位計により上ロール形状を常に観測し,最終的なパターン発生までの形状変化の経緯について,データを得ることに成功した.動吸振器は,"製鉄機械ホットレベラに発生する多角形摩耗第3報,動吸振器を用いた多角形摩耗の防止・遅延対策"(日本機械学会論文集71-704,C1123-1130,2005)の中で発表した最適設計法に従い行った.また,質量比,ばね定数,減衰比等を変更できるものとして設計した.ただし,パターン発生までの時間に大きなばらつきがあり,動吸振器の効果について定量的な評価を行うまでにはいたらなかったものの,おおよその範囲でその効果を確認できた.

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 製鉄機械ホットレベラのワーク一ルに発生する多角形摩耗 第4報,動吸振器を用いた遅延対策の実験的検証2006

    • 著者名/発表者名
      松崎健一郎, 末岡淳男, 劉孝宏, 森田英俊, 日高孝平, 野口聡司
    • 雑誌名

      日本機械学会論文集, 72-724, C編 72巻・724号

      ページ: 3703-3710

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 摩耗を伴うパターン形成現象の動吸振器による遅延対策2006

    • 著者名/発表者名
      野口聡司, 末岡淳男, 松崎健一郎, 劉孝宏, 森田英俊, 日高孝平
    • 雑誌名

      Dynamics and Design Conference 2006 CD-ROM論文集 2006

      ページ: 159-159

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 摩耗によるパターン形成現象(1自由度系における実験的検証)2006

    • 著者名/発表者名
      石川雄大, 森田英俊
    • 雑誌名

      日本機械学会九州学生会第37回卒業研究発表講演会論文集 068-2

      ページ: 79-80

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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