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新しい瞬時空間ベクトルインバータの制御法を用いた高性能誘導機サーボシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17760239
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 電力工学・電気機器工学
研究機関仙台電波工業高等専門学校

研究代表者

上町 俊幸  仙台電波工業高等専門学校, 助教授 (50280334)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード誘導電動機 / インバータ / 瞬時空間ベクトルインバータ
研究概要

本研究では,瞬時空間ベクトルインバータの新しいスイッチング制御法を提案し,これに基づいた高性能な誘導電動機サーボシステムの開発を行っている。今年度の研究により,以下の成果が得られた。
1.提案する瞬時空間ベクトルィンバータの新スイッチング制御法と,インバータの電圧飽和を考慮した制御法を組み合わせた誘導電動機のサーボシステムを,DSP(Digital Signal Processor)を用いて構築した。瞬時空間ベクトルインバータの新スイッチング制御法により制御遅れ時間が短縮されたことで,電流リプルを抑えた安定な電流制御が実現された。また,従来法に比べ,より高いゲインでの制御が可能となったことで,オーバーシュートのない高速な電流制御が実現された。さらに,インバータ電圧飽和を考慮した制御法を組み合わせたことで,速度リプルを従来法の1/10以下に抑えることができ,速度制御系,電流制御系ともに安定した動作が実現された。
2.DSPにより構築していた瞬時空間ベクトルインバータのスイッチング制御演算を,FPGA(Field Programmable Gate Array)を用いて構築した。DSPを用いた場合は,電流検出から電圧指令の出力までに103[μs]の遅れ時間があったが,FPGAを用いたことで遅れ時間が20[μs]と約1/5に短縮された。これにより,制御遅れ時間の影響を抑えることができ,より高速で安定した電流制御が実現された。
3.FPGAを用いた新しい瞬時空間ベクトルインバータと,インバータの電圧飽和を考慮した制御法を組み合わせた。これにより,誘導電動機のサーボシステムにおいて,電流制御系,速度制御系ともに安定した制御特性が得られるようになった。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 瞬時空間ベクトルインバータの新スイッチング制御法による誘導電動機ベクトル制御の電流制御特性の改善2006

    • 著者名/発表者名
      高橋健治, 上町俊幸, 大石潔
    • 雑誌名

      平成18年電気学会産業応用部門大会講演論文集 I

      ページ: 487-490

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] New Space Voltage Vector Modulation Inverter Considering Voltage Saturation for Speed Servo System of Induction Motor2006

    • 著者名/発表者名
      Toshiyuki Kanmachi, Kenji Takahashi, Kiyoshi Ohishi
    • 雑誌名

      Proc. of IEEE. International Conference on Industrial Technology 2006

      ページ: 51-56

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 瞬時空間ベクトルインバータの新スイッチング制御法による誘導電動機の高速電流制御2005

    • 著者名/発表者名
      高橋健治, 上町俊幸, 大石潔
    • 雑誌名

      平成17年度電気関係学会東北支部連合大会講演論文集

      ページ: 37-37

    • NAID

      130005443886

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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