配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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研究概要 |
平成19年度の研究成果は以下の通りである。 1.3次元モデルのパラメータ化に関する研究:メッシュ構造で表現される3次元モデルを平面描画するためのパラメータ化手法を提案した。従来の手法は3次元モテルの形状を忠実に再現するか,テクスチャマッピングの際の品質を保証するかのどちらか一方の特徴のみを有していたが,本手法は形状とテクスチャの品質をともに保持する。また,平面化された3次元モデルを画像化し圧縮する手法も併せて開発した。 2,シリンダマッピングを用いた3次元モデルの実時間伝送:人間の顔部分の3次元映像をリアルタイムで取得する際に,複数枚の距離画像がオーバーラップし画質を劣化させるという問題があった。本研究ではシリンダマッピングを用いてこの問題を解決した。高速マッピング手法とオーバーラップ除去手法を考案し,実時間モデリングシステムに組み込んだ。 3.3次元地図のLODに関する研究:.概して3次元地図のデータ量の80%以上はテクスチヤが占める。本手法ではテクスチャの解像度を削減し3次元地図全体のテータ量を制御する手法を提案した。"目立つ"テクスチャや特徴のあるテクスチャを自動識別してカテゴリ化し,各カテゴリに属する画像に異なる解像度を割り当てることで画質を維持したままレンダリングの際のデータ量を削減することに成功した。 4,高ダイナミックレンジ画像の取得:ヒトの視覚特性と同等のダイナミックレンジを持つ画像の取得法を考案した。オクルージョン,白飛び,黒潰れを考慮した動き補正を伴う画像統合法を提案し,従来の手法や最先端のソフトウェアよりも高精細な画像が得られることを確認した。
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