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誘発筋音図を用いた骨格筋の力学的定数の推定

研究課題

研究課題/領域番号 17760341
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 計測工学
研究機関愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所

研究代表者

伊東 保志  愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 機能発達学部, 研究員 (70268069)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード誘発筋音図 / 骨格筋 / モデル推定 / 単収縮 / 周波数応答
研究概要

本研究の目的は,単収縮時の筋の収縮機構を明らかにするため,電気的に誘発された筋音図を用いて筋の力学的モデルにおける各要素の動的な変化を定量的に捉えることを試み,力学的定数推定のための筋音図解析法の確立,さらに本手法のロボット制御や筋機能評価への応用を検討することであった.平成18年度においては,筋モデルの各要素の生理学的意味を検討するため,対象とする筋を上腕二頭筋から筋線維組成(遅筋線維と速筋線維の構成比率)の異なるヒラメ筋と腓腹筋に広げ,筋モデルのシステム同定を試みた.実験では,20歳代の成人男性10名の協力の下,ヒラメ筋と腓腹筋を対象に電気的に誘発した単収縮時の筋音図および筋力の導出・記録を行った.また,導出した筋音図と筋力からFFTアルゴリズムを用いてフーリエ変換を行い,筋の周波数応答特性から筋モデルとそのパラメータの推定を行った.その結果,筋音図を用いた場合,筋モデルの構造が既に報告した三つの一次遅れ要素とむだ時間要素からなるシステムに位相補償要素を追加する必要があることが明らかとなった.また,筋モデルのパラメータは,上腕二頭筋,ヒラメ筋,および腓腹筋のすべてにおいて,三つの一次遅れ要素の極の中で一つは0.5〜4Hzに存在し,他の二つは6〜15Hzに存在することが明らかになった.さらに,前者の極は筋による差はあまりなく,後者の極はヒラメ筋で比較的低く,腓腹筋で比較的高く現れる傾向が示された.現在は,こうしたパラメータの特徴と筋線維組成との関連を検討している.

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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