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コンクリートの簡易型直接引張試験方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17760366
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 土木材料・施工・建設マネジメント
研究機関木更津工業高等専門学校

研究代表者

青木 優介  木更津工業高等専門学校, 環境都市工学科, 准教授 (70360328)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード直接引張試験 / コンクリート / 引張変形特性 / ひび割れ / 偏心 / 2次曲げ / 乾燥収縮ひび割れ / 複数微細ひび割れ / 繊維補強 / 接着剤
研究概要

コンクリートの引張変形特性およびひび割れ発生条件に関する検討に適用できる簡易型直接引張試験方法の開発に取り組んだ。1)供試体の作製が簡易であること,2)載荷の際に特殊な装置や技術を必要としないこと,3)偏心の少ない載荷が行えること,4)8割以上の確率で測定区間内にて破断すること,以上の4点を満足できる供試体ならびに試験方法を開発できるよう,試行錯誤を繰り返した。本研究で得られた成果を以下にまとめる。
1)供試体の作製について
供試体の作製の際の簡易性は従来の試験と同等のレベルに留まった。ただし,同等の簡易性であっても,円柱型にできる,骨材下面のブリーディングの影響を除去できる(水平方向にコンクリートを打設する)点は,本供試体ならではの特長である。
2)載荷について
本試験は,鉄筋の引張試験を行える一般的な万能試験機があれば実施できる。載荷途中に偏心の影響を除去する作業が必要になるが,スパナでナットを軽く調整するだけの作業であり,特に問題はない。
3)偏心の低減について
本試験では,載荷途中に,荷重伝達用のボルトを固定しているナットを微調整することにより,供試体に生じがちな偏心を除去することができる。ただし,この作業を載荷の最終段階まで続けることはできない。よって,最終段階で発生しがちな供試体の2次曲げは防ぐことができない。
4)測定区間内での破断確率について
本試験の供試体は,約60%の確率で測定区間内にて破断する。荷重伝達用のボルト先端部の位置や形状を改良することにより,確率はさらに向上できると考える。一方,測定区間外で破断した場合の引張強度は,測定区間内で破断した場合とほとんど変わらないことも明らかになった。このことから,現状の破断確率でも,測定結果を得るに際しては特に問題はないと考えている。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 直接引張試験で測定したコンクリートの引張ヤング係数と引張強度2007

    • 著者名/発表者名
      青木優介, 平野雄大, 鈴木孝治, 嶋野慶次
    • 雑誌名

      コンクリート工学年次論文集 29巻(採用決定)

    • NAID

      110009696817

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 簡易性を重視したコンクリートの一軸引張試験方法に関する検討2006

    • 著者名/発表者名
      青木優介, 嶋野慶次, 平野雄大, 鈴木孝治
    • 雑誌名

      コンクリート工学年次論文集 28巻

      ページ: 461-466

    • NAID

      110009696172

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] コンクリートの簡易型直接引張試験方法に関する検討2006

    • 著者名/発表者名
      平野雄大, 飯島大輔, 青木優介, 嶋野慶次
    • 雑誌名

      第33回土木学会関東支部技術研究発表講演概要集 (CD-RON収録)

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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