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橋梁放射音の予測及び評価システムの構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17760367
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 構造工学・地震工学・維持管理工学
研究機関埼玉大学

研究代表者

松本 泰尚  埼玉大学, 理工学研究科, 助教授 (90322023)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2005年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード騒音 / 評価 / 音響解析 / 心理反応 / ラウドネスモデル / 統計的エネルギー法
研究概要

橋梁放射音を全周波数領域において予測・評価するためには,現在の一般的な方法に加え,1)中・高周波数領域での局部振動等とそれに対応する音の解析方法の構築,2)対象周波数領域全ての音を人間の反応に基づき総合的に評価する方法の構築が必要であり,これらを本研究の対象としている.まず,1)については,近年問題視されている橋梁伸縮装置からの騒音解析手法検討のため,橋梁のモジュラー型伸縮装置を例とし,伸縮装置構造体の振動による放射音と,橋梁下の空間,特に伸縮装置下の空間の音響特性との関係について,解析的な検討を加えた.その結果,伸縮装置構造体の振動に起因する周辺環境への騒音特性は,構造体の振動特性と伸縮装置下の空間の音響特性との関係に依存することが明らかとなった.つぎに,2)については,昨年度に引き続き,被験者を用いた心理実験を実施し,純音の重ねあわせによる複合音に対する被験者の心理応答を測定した.この結果および昨年度の実験結果を用いて,既往の研究で構築されているラウドネスモデルの改良を試みた.その結果,ラウドネスモデルの考え方を用いることで,低周波領域の複合音に対する人間の心理応答を評価できる可能性が示せた.ただし,実験データに限りがあるため,今後も被験者実験を継続し,実験データを蓄積した上で,ラウドネスモデルに基づく評価法を改良する必要があると言える.なお,これまでの成果は,次年度以降に学術論文誌などに投稿する予定である.

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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