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グローバルSCM下における我が国港湾の比較優位性の解明と港湾マネジメントへの適用

研究課題

研究課題/領域番号 17760436
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 交通工学・国土計画
研究機関国土技術政策総合研究所

研究代表者

安部 智久  国土技術政策総合研究所, その他部局等, 研究員 (30370795)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードグローバリゼーション / SCM / ロジスティクスハブ / 生産ネットワーク / 自由貿易地域 / 比較優位性
研究概要

本年度は、昨年度研究において行ったアジア地域におけるSCM支援のための高付加価値拠点(港湾におけるロジスティクスハブ)に着目し、我が国港湾の比較優位性と今後の港湾マネージメントの方向性について検討を行った。
第一に、我が国企業のアジア地域を中心としたサプライチェインの構築状況ならびに港湾ロジスティックハブの実態について企業に対するアンケート調査による分析を行った。その結果、輸送機械、電気機器、アパレルの3つの業種等において輸送モードの選択状況、生産ネットワークの構築状況等が把握された。
第二に、これらの業種企業の港湾ロジスティクスハブの利用実態とその要因について分析した。特に、製造業における我が国港湾とシンガポールとの関係、流通業におげる我が国港湾と上海港・釜山港との関係について分析を行った。その結果、我が国とこれらの港湾が存在する地域における生産技術の水準や消費者の嗜好を反映し、我が国とアジア地域の港湾との間には、短期的なロジスティクス機能に関して機能分担の関係にあることが明らかとなった。
第三に、上記の考察ならびにアジア地域の経済見通しを踏まえた、我が国港湾ロジスティクスハブの開発戦略(対象業種、機能、.アジアにおける港湾との競合・機能分担のあり方)について輸出機能、輸入機能、中継貿易機能に分類し、短期的・長期的な視点から提案を行った。
第四に、上記の戦略を実現させるための方策として、海外の港湾におけるロジスティクスハブ開発戦略と現状の我が国の開発戦略を対比させつつ、港湾マネジメントの方向性について提案を行った。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 我が国企業のグローバルサプライチェン・ロジスティクスハブの実態と今後の整備の方向性に関する考察2006

    • 著者名/発表者名
      安部智久
    • 雑誌名

      国土技術政策総合研究資料 337

      ページ: 1-27

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 国際港湾のグローバルSCM対応に関する考察2006

    • 著者名/発表者名
      安部智久
    • 雑誌名

      海運経済研究(日本海運経済学会) 40

      ページ: 135-144

    • NAID

      40015311004

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 国際物流水準がSCMに及ぼす影響の定量的評価:製造業におけるケーススタディ2005

    • 著者名/発表者名
      安部智久, 寺田浩祐, 田中吉広
    • 雑誌名

      国土技術政策総合研究所資料 270

      ページ: 1-17

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Services and Functions Required for Seaports, with a View to Supporting Global Logistics Strategies by Manufacturing2005

    • 著者名/発表者名
      Motohisa Abe, Ryuichi Shibasaki
    • 雑誌名

      The 1^<st> International Conference on Transport Logistics, Singapore

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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