研究概要 |
代表的な成果を、2報の審査付き論文として報告をさせて頂いた。 (1)増田幸宏,尾島俊雄(2005),東京都心部広域災害時におけるコンピューターシステムの安全性に関する調査研究,日本建築学会環境系論文集、No.596,2005.10,p.95-101 (2)Natsuki lguchi, Takayuki Sugiura, Yukihiro Masuda, Nobuyuki Takahashi, Toshio Ojima (2007),Widespread lnstallation and Networking of Combined Heat and Power Systems(分散型電源の導入と地域ネットワークに関する研究),Journal of Asian Architecture and Building Engineering (日本建築学会英文論文集JAABE) vol.6, no.1, May 2007, p.197-204 (1)では重要コンピュータの導入実績のある町丁目と地盤の状況との関係を調査した。重要業務機関を対象として、重要コンピュータの導入実績のある箇所と導入実績台数の分布に関して調査を行ったところ、東京都区部の代表的な業務集積地である東京駅、新宿駅、霞ケ関周辺地域への集中が見られた。より高いレベルでの信頼性を求められるこれらの業務集積地域のインフラストラクチャーを重点的に強固なものとすることは安全性・信頼性向上のために効果的である可能性が高いことを明らかにした。(2)では、今後の都市・地域レベルでの対策の1つとして分散型電源の導入と地域ネットワークに関する研究を行い、非常時の防災性能のみならず、平常時の環境性能を併せもつ地域エネルギーシステムの構築方策について論じた。
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