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景観保全を考慮した景観色彩の規制指針に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17760482
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 都市計画・建築計画
研究機関筑波大学

研究代表者

山本 早里  筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 講師 (90300029)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード都市計画・建築計画 / 建築環境・設備 / 都市整備 / 国土保全 / 環境調和型都市基盤整備・建築 / 景観調和型都市基盤整備・建築 / 色彩 / ガイドライン / 屋外広告
研究概要

景観色彩ガイドラインのあり方を検討するため、2005年度に引き続き、アメリカ合衆国ボストン及びニューヨーク、日本の近江八幡他、各地の景観色彩の調査及び分析を行った。特に、街並みにおける屋外広告の色彩は、景観色彩を考える上で欠くことのできない要素であるため、重点的に資料収集を行った。景観色彩および屋外広告の調査からは、形式を統一した屋外広告を用いることによって街並みに統一感を与えることができ、これら統一した屋外広告のデザイン的な特徴や色彩によって街並みの独自性を作り出すことができることが明らかになった。屋外広告の躯体には電話ボックスや公衆トイレなど広告以外の機能を合わせたものも見られ、積極的に街並みの賑わいや公共性に利用する方法も見出された。一方、商業地域の中には屋外広告が自由に使われたり建築物が屋外広告にほとんど覆われたりしている地域も見られ、屋外広告を活用して街の賑わいを創出する方法が見て取れた。
景観色彩における公共的サインに関しても調査・考察を行った。サインは屋外広告と同様に、誘目性が高くなければならないが、ただ目立つだけでなく周辺との調和も図らなければならない。建築物や人工構造物によって主に構成されている都市景観におけるサインと、公園や並木道など樹木が占める割合が多い景観におけるサインとでは、周囲と調和する地色が異なること、また、調和を図ることが難しいサインであっても、石や木などといった自然素材を用いて周囲の景観と調和させつつ、存在感を表すことができることが明らかになった。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 住宅外壁色の選択に及ぼす周辺環境の影響2006

    • 著者名/発表者名
      井上征矢, 玉置淳, 山本早里, 西川潔
    • 雑誌名

      日本色彩学会誌 Vol.30 Supplement

      ページ: 164-165

    • NAID

      110007029472

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] ソウル市屋外広告景観の整備に関する調査・研究2006

    • 著者名/発表者名
      Lee Euinjin, 山本早里, 西川潔
    • 雑誌名

      日本デザイン学会誌デザイン学研究(53回研究発表大会概要集)

      ページ: 164-165

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 都市におけるサインおよび案内地図の配色2006

    • 著者名/発表者名
      山本早里
    • 雑誌名

      色彩研究 Vol.53 No.2

      ページ: 7-12

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] ソウル市清渓川地区再開発における清流の復元と広告景観の整備2006

    • 著者名/発表者名
      西川潔, 山本早里, Lee Eunjin
    • 雑誌名

      サインズインジャパン Vol.1, No.119(印刷中)

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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