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民間から公共化した住環境の利用者による管理運営方法(住民型PFI)の検討

研究課題

研究課題/領域番号 17760488
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 都市計画・建築計画
研究機関福井大学

研究代表者

薬袋 奈美子  福井大学, 工学研究科, 講師 (60359718)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード住民参加 / 公園・緑地 / 遊園地 / 管理運営 / PFI / 市民 / ボランティア / モチベーション / 緑地 / 住民 / 管理 / 環境 / 公園 / 協議会 / 植生管理 / 住環境 / 管理・運営 / 跡地 / 用途転換 / 自治体
研究概要

公園・緑地といったものは、公共に対して大きなメリットがあるにもかかわらず、民間企業が取り組みにくい分野である。しかし、例えば緑地であれば、快適になるまでの育成期間が長い。そういった既にあり醸成に技術や時間のかかるものについては、その恩恵を受けることとなる住民がかかわる場が求められる。住民型PFIの仕組みを以下のように提案する。
1)市民が公共空間の管理にかかわる背景には、その必要性や意義がの明確化が重要である。そのためのポイントとして(1)満足感という報酬を得る、(2)利用者としてのニーズ理解、(3)自分の特技が活かされる場となることが重要である。
2)資金調達に代わる資源としては、どれだけ人がかかわり、様々な維持管理・利用のために係るのかといったところが通常の資金に代わるものとして重要な資源である。そのためには(1)市民の愛着、(2)良い既存の緑地があること、(3)親しまれてきた普遍的価値のある既存の設備があることが重要である。
3)インフラ整備がどのようにして行われることが望ましいのかを整理すると、(1)全体方針はある統一的考え方に基づいたチームが判断して行うことが大事で、(2)植生管理も、リーダーシップを取れる体勢があることで、はじめて成り立ことがわかり、(3)立地・交通が良いことも重要であることがわかった。
4)運営・企画が、ニーズにあった内容となるための工夫がとして、(1)企画運営にユーザーの意見、特にユーザーでもあるボランティアでかかわる人の意見を十分に取り入れるための仕組みがあること、(2)植生管理との一体性をもたせるために、強いリーダーシップを持つ人がある程度継続的にかかわることが重要で、(3)周辺地域との連携性が、存在価値を高めていることがわかった。
5)人材育成として、(1)まちづくり力を持ち、周辺の街づくりにも協力できる人材となったか、(2)周辺住民の関心度が高まっているかどうかが重要である。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (5件)

  • [雑誌論文] 遊園地の閉鎖の実態と課題 民間用地の公共化に関する研究2006

    • 著者名/発表者名
      薬袋奈美子
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集 F-1分冊

      ページ: 697-698

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 子どもの屋外遊びを促す空間に関する研究-地方都市の市街地周縁部を対象として-2006

    • 著者名/発表者名
      竹原育美, 薬袋奈美子
    • 雑誌名

      こども環境学研究 vol2 No2

      ページ: 42-48

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] 市民のかかわる緑地の管理・運営形態2007

    • 著者名/発表者名
      薬袋奈美子
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 発表場所
      九州
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] Who Designs Urban Thicket?2007

    • 著者名/発表者名
      薬袋奈美子
    • 学会等名
      Annual Pacific Rim Participatory Community Design Conference
    • 発表場所
      泉州(中国)
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] Experience of River Designing by Residents -Case of Inner City River in Tawaramachi, Fukui, Japan-2007

    • 著者名/発表者名
      馬場麻衣
    • 学会等名
      Annual Pacific Rim Participatory Community Design Conference
    • 発表場所
      泉州(中国)
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] まちづくり活動の発展と市民創造の環境芸術の関わりについて2007

    • 著者名/発表者名
      馬場麻衣、薬袋奈美子
    • 学会等名
      環境芸術学会
    • 発表場所
      福井
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 空地の取り扱いによる広見空間の広がりとその利用状況2007

    • 著者名/発表者名
      石原周太郎、薬袋奈美子
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 発表場所
      九州
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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