• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

高齢世帯の防犯安全環境の研究

研究課題

研究課題/領域番号 17760491
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 都市計画・建築計画
研究機関京都大学

研究代表者

吉田 哲  京都大学, 工学研究科, 准教授 (10293888)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード犯罪不安 / 高齢者 / 郊外住宅地 / 訪問販売 / 戸建住宅 / 犯罪不安感 / 戸建住宅団地 / 郊外 / ニュータウン / 防犯意識
研究概要

母都市から約40分の私鉄沿線の郊外に約40年前に開発された戸建住宅団地の独居高齢者宅への訪問者の種類や時間帯と訪問客への応対、訪問者の行動、インタホンに写る写真画像などのデータを訪問者のある毎に得、これらのうち、居住者がその度に感じる訪問者に対する不安感と関係がある項目について、決定木(CART)を用いた分析を行った。
訪問者に対する不安感では、訪問者に対する「応対/インタホンのみ」「立っている位置/90cm以上インタホンの前から離れている、もしくは、訪問者が見えない」「門扉から玄関までの通路距離/1m-3m」の場合に、独居高齢者の不安感が大きくなることを明らかにした。
また、「インタホンの前での立ち位置/90cm以上インタホンの前から離れている、もしくは、訪問者が見えない」から分岐した「門扉から建物までの最短距離」では2mより遠くなると独居高齢者の不安感が大きくなることを明らかにした。いずれも、訪問者の姿が見えにくくなるとの不安感と言える。これとは逆に、「門扉から玄関までの通路距離」の場合、4mより遠くなるほど安心が増えることを明らかにした(門扉から玄関までの距離は、近い方が不安感は大きくなる)。これは、訪問者が玄関に近づきやすくなるとの懸念が不安感を大きくしていると考えられる。
この他にも、訪問者の背後に自動車が見えるか否かの項目では、営業以外の自動車がある、もしくは、自動車がない場合、不安が多く、これに対して営業の自動車がある、見えないでは、不安感が少なくなっていることを明らかにした。訪問者の姿の項目は、最終の葉ノードに表れ、「門扉と建物までの最短距離」から分岐した「顔の向き」は、顔が横向き、もしくは見えない、より、顔が正面になっている方は、居住者の安心感が非常に高くなっていた。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 戸建住宅団地に居住する高齢者を中心とした世帯の犯罪不安感の決定木分析2008

    • 著者名/発表者名
      吉田 哲
    • 雑誌名

      日本建築学会計面計論文集 73

      ページ: 1-7

    • NAID

      110006547136

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 高齢者を中心とした世帯の防犯不安感の決定木分析-郊外造成団地の防犯安全環境の研究 その22007

    • 著者名/発表者名
      吉田 哲
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 発表場所
      福岡大学
    • 年月日
      2007-08-31
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi