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非整形形態がもつ建築的意味と形態から発見される使用法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17760509
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 都市計画・建築計画
研究機関札幌市立大学 (2007)
札幌市立高等専門学校 (2005-2006)

研究代表者

那須 聖  札幌市立大学, デザイン学部, 講師 (50291349)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2007年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード非整形形態 / 複雑な形態 / 生成論理 / 設計手法 / 建築的意味 / 使用法 / 図形 / 機能 / 設計根拠 / 設計論理
研究概要

本研究では,直交する壁や床で形成されない建築部位を非整形形態と定義し,それらの形態が現代の建築空間においてどのような形で使用されているかという実情とその形態を生成する論理を明らかにしたものである。
17年度,18年度に行った研究に基づき,そこで明らかとなった,(1)類型的に把握した建築家による設計論理,(2)アンケート実験に基づいた形態使用の特徴,(3)形態への心理的イメージ,これらをふまえ,19年度は,さらに具体的な設計論理としての手法例の考案と,それによる具体的設計事例への実験的展開を行った。
設計論理の構築に当たって,これまでの結果から,形態の縮尺という,大きさに関する要因が,形態の持つ建築的意味への影響が大きいことを考慮し,特定の建築タイプにおける壁面分割による平面計画を適用例とした。さらに,多くの場合,複雑な形態が不可分の構成として現れるのではなく,類似的に変化しながら反復している場合が多いという特徴を考慮して,19年度8月に発表を行った研究での成果を元に,大きさにおいて類似的で反復的な構成を基本として,個々の要素にズレをもたらす形態の構成原理を作成し,それを用いて,3名の学生を被験者として,具体的な平面計画として学校建築についての設計実験を行った。
その結果として,17年度から18年度にかけて理解していた,心理的な「柔らかい」や「有機的」などといったイメージを形成することとは別に,直行の格子状の構成では不可能な空間構成の融通性をうむことが可能であるとともに,空間単位の反復や類似性を用いることで,規格化や標準化といった近代・現代の建築生産においては避けて通れない側面にも対応が可能である点について可能性を見いだすことができた。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 計画設計過程における形の決定にみる論理の包含関係2007

    • 著者名/発表者名
      那須 聖
    • 雑誌名

      日本建築学会大会建築計画部門研究懇談会資料無建築計画のイノベーション

      ページ: 56-57

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] 建築における複雑な形の論理2007

    • 著者名/発表者名
      那須 聖
    • 雑誌名

      札幌市立高等専門学校紀要 2006年度

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 類似的な図形要素の反復に見る建築の構成2007

    • 著者名/発表者名
      那須聖, 桐生美由紀
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集F2(歴史意匠) (予定)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] 類似的な図形要素の反復に見る建築の構成2007

    • 著者名/発表者名
      那須 聖
    • 学会等名
      日本建築学会大会学術講演(歴史意匠)
    • 発表場所
      福岡大学
    • 年月日
      2007-08-31
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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