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建築家・池辺陽の設計図面に見る設計寸法の用い方に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17760513
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 建築史・意匠
研究機関東京工業大学

研究代表者

山崎 鯛介  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (10313339)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2007年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
2006年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード池辺陽 / 設計図面 / 設計寸法 / 日本近代建築 / 建築家 / 設計画面
研究概要

本研究は、建築家・池辺陽(1920〜1979)が自宅にい遺した設計図面のマイクロフィルムを用い、設計図面に記された設計寸法を詳細に検討につつ、それらに池辺が考案した独特の寸法体系「GMモジュール」がどのように用いられたかを検討することで、そこに示された池辺の建築観について明らかにするものである。
池辺作品の設計図面(約一万点)は、生前の池辺の指示によってすべてマイクロフィルムに撮影され、現在は池辺家に所蔵されている。本研究では、資料保存の立場から、将来的に劣化が懸念されるマイクロフィルムをデータ化するとことも同時に行う。まず今年度は、フィルムをデータ化して閲覧可能な状態にするとともに、そのリスト化(データベース化)の作業を行った。
具体的には、本年度の作業として以下のことを行い、終了した。
1.資料のデジタル化とその補正
・昨年・一昨年と行ったマイクロフィルムのデジタル化が今年度終了した。試行錯誤を繰り返した原因を検討し、資料撮影された時期がマイクロフィルムのJIS規格制定以前だったためであったことなどを突き止めた。
・以上の反省をふまえ、新たに発見された池辺作品のマイクロフィルム(鹿児島宇宙空間観測所:499枚)については、スキャナーではなく高精度のデジタルカメラを用いてデジタル化を行った。その結果、スキャナーよりもはるかに精度の高い画像にすることができた(ほぼ同価格)。
2.池辺作品の実地見学
・池辺が設計した鹿児島宇宙空間観測所(現・内之浦宇宙空間観測所)の諸施設が現存・活用されていることを確認し、現地見学を行った。
住宅作品の現存状況を調査した。
3.図面資料の分析
・住宅図面を用い、池辺の住宅作品を「施主の職業」「所在地」「材料」「構造形式」などの点に注目して分析・考察を行った。これらの傾向と設計寸法の用い方の関係について検討した。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 建築家・池辺陽の設計資料のデジタル化について2007

    • 著者名/発表者名
      山崎 鯛介
    • 雑誌名

      月刊IM 433

      ページ: 10-14

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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