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近世朝廷の仏事・神事に関する建築史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17760514
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 建築史・意匠
研究機関京都大学

研究代表者

岸 泰子  京都大学, 工学研究科, 助手 (60378817)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード朝廷 / 仏事 / 神事 / 近世 / 京都 / 都市 / 空間 / 天皇 / 建築 / 公家 / 祭礼
研究概要

(1)朝儀としての神事・仏事の実態の解明
・禁裏御所で行われる朝儀・仏事・神事の実態を明らかにするために、これらの行事の開催日時・場所などを調査し、その概要を整理した。
・禁裏御所造営後の朝儀への御用商人の参加の事例を検討し、朝儀・神事の場の体験が近世京都の都市民衆にとって重要であったことを解明した。
・朝儀・仏事・神事に関わる朝廷の動向を解明するために、該当期間の公家の日記を網羅的に調査し、事例を整理した。
・禁裏御所の外の寺院で行われる仏事(回忌法会)に着目し、その特性を分析した。その結果、近世後期になると朝儀復古にあわせるように勅願寺等における勅会の再興がみられることが明らかとなった。
(2)禁裏御所における神事・祭礼の場の特性の解明
・朝儀・仏事・神事の場や儀式開催時の禁裏御所内外の空間特性を明らかにする作業を実施した。
・朝儀や神事(神社祭礼)に伴う天皇の出御の場の特性やその変遷を考察した。その結果、禁裏御所南門前での儀式(祭礼神事)の開催と天皇の御覧が、天皇と近世京都の都市民衆(町人)との接点の場として重要であることが判明した。
・これらの成果を現在、論文としてまとめており、近日中に学術誌に投稿予定である。
(3)研究支援データベースの構築
・整理した朝儀・仏事・神事の記録をデータ化した。
・刊行されている近世史料や各研究所等に所蔵されている近世の史料(公家の日記、禁裏御所に関する史料、近世京都に関する町関係史料や文献)を調査し、出来る限りデータ化した。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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