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フェムト秒レーザーによる電子直接加速に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17760678
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 原子力学
研究機関東京大学

研究代表者

作美 明  東京大学, 大学院工学系研究科, 助手 (30360556)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワードレーザー加速 / フェムト秒レーザー / フォトカソードRF電子銃 / 同期測定
研究概要

現在安定に稼動しているRFガン・ライナックからのピコ秒電子ビームを、フェムト秒レーザーを集光することによって得られる相対論的ポンデラモーティブ力によって加速、数フェムト秒に切り出す方法に着目した。チタン・サファイヤレーザーからのビームをビームスプリッターで電子生成用と加速用に分割し、電子生成用は3倍高調波に変換し、RFガンに入射させて電子ビームを生成する。フォトカソード電子銃と電子線型加速器はレーザーと同期したRFによって駆動され、10MeVの電子ビームが得られる。シケイン型磁場圧縮器を用いて電子ビームのバンチ幅を衝突点で1ps以下・φ150μmにする。加速用レーザーは半径4μmまで収束させる必要がある。加速された電子を磁場型スペクトロメータによって分析し、マイクロチャンネルプレートにて検出を行う。
この方式の最大の問題点は、時間的同期の困難さと加速される電子量である。時間的同期はSバンド同期装置にレーザーと電子ビームから得たシグナルを入れることにより、最小600fs(RMS)の同期をとることに成功した。ところが加速用されてくる電子の量が少なく検出できなかった。理由として、レーザーのプロファイルの劣化による収束径の拡大、電子ビームのフォーカス不足、時間的完全同期の不一致などが考えられる。特にレーザーと電子ビームのフォーカス点を完全にあわせることが非常に困難であった。この2年の研究では結果まで間に合わなかったが、実験体系、計測器系、ともに完成しているので引き続き実験を続けていく予定である。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] カートリッジ式カソード交換システムの開発と高輝度カソードの研究開発2007

    • 著者名/発表者名
      作美明 他
    • 雑誌名

      2007年春 日本物理学会 予稿集 1

      ページ: 75-75

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] RF design of a cartridge-type photocathode RF gun in S-band linac2006

    • 著者名/発表者名
      H.Moritani, A.Sakumi, et al.
    • 雑誌名

      EPAC proccedings

      ページ: 2500-2500

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Suppression of Time drift between laser and electron beam at photo-cathode RF gun2005

    • 著者名/発表者名
      A.Sakumi, H.Iijima, M.Uesaka, K.Yoshii, T.Ueda, Y.Muroya, A.Fukasawa
    • 雑誌名

      PAC2005, proceedings

      ページ: 3079-3081

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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