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高等植物ゴルジ体の形成機構に関する分子細胞生物学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 17770046
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 植物生理・分子
研究機関分子科学研究所

研究代表者

竹内 雅宜  分子科学研究所, 生命・錯体分子科学研究領域, 助教 (00332271)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード高等植物 / ゴルジ体 / 小胞輸送
研究概要

本研究では,高等植物ゴルジ体の形成機構を明らかにするために,ゴルジ体層板の前期区画と後期区画を異なる色の蛍光タンパク質マーカーで標識して,共焦点顕微鏡を用いて詳細な解析を行った.幾つかの植物材料と発現手法を用いて,マーカーの蛍光強度を検討した結果,シロイヌナズナの培養細胞において,前期区画マーカーと後期区画マーカーを一過的に共発現させたものが,観察材料として優れていた.これを用いた観察の結果,植物ゴルジ体は,前期区画と後期区画がサンドイッチ状に常に隣り合った構造をとり,一つの構造ユニットとして細胞内を活発に運動することが明らかになった.また,この時,前期あるいは後期区画のどちらかの区画のみから構成されているゴルジ体は,ほとんど存在しなかった.また,詳細な三次元での共焦点タイムラプス解析によって,植物ゴルジ体同士が,特徴的な相互作用を高頻度に行っていることが明らかになった.また,非常に低い頻度ながら,この相互作用を通じて,一つのゴルジ体ユニットから前期区画成分のみが失われ,後期区画成分のみが残存する現象が観察された.これまでのPreliminaryな結果では,この現象の出現頻度は,出芽酵母ゴルジ体での槽成熟が起こる頻度よりもかなり低い.現在,この現象が,前期区画の蛍光タンパク質マーカーの退色などによるartificialな要因によるものなのか,あるいは,生理的な反応に基づく現象であるのかを識別するために,レーザー出力を抑え,時間分解能を上げた測定条件下で詳細な解析を行っている.

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] Methods for Imaging and Analyses of Intracellular Organelles Using Fluorescent and Luminescent Proteins2007

    • 著者名/発表者名
      Takeuchi, M.
    • 雑誌名

      Analytical Sciences 23

      ページ: 25-29

    • NAID

      10018463984

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 出芽酵母ゴルジ体における槽成熟過程のイメージング解析2007

    • 著者名/発表者名
      竹内雅宜
    • 雑誌名

      蛋白質核酸酵素 52・2

      ページ: 151-156

    • NAID

      40015259192

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Live imaging of yeast Golgi cisternal maturation2006

    • 著者名/発表者名
      Matsuura-Tokita, K. et al.
    • 雑誌名

      Nature 441

      ページ: 1007-1010

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Frontiers in Bioimaging2006

    • 著者名/発表者名
      Takeuchi, M.
    • 雑誌名

      ACS Chemical Biology 1・6

      ページ: 333-334

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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