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維管束植物の起源を探る:葉緑体遺伝子によるナンジャモンジャゴケ類の系統解析

研究課題

研究課題/領域番号 17770073
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 生物多様性・分類
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

有川 智己  慶應義塾大学, 経済学部, 助手 (30363039)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワードナンジャモンジャゴケ類 / コケ植物 / セン類 / タイ類 / ミズゴケ類 / 分子系統解析 / 葉緑体ゲノム / RNA編集 / 陸上植物
研究概要

これまでコケ植物では,セン類のヒメツリガネゴケ,タイ類のゼニゴケ,ツノゴケ類のホウライツノゴケの3種類でしか葉緑体ゲノムが解析されておらず,比較の対象となる他の分類群のデータが十分ではなかった.この状況では,本研究でナンジャモンジャゴケ類の葉緑体遣伝子データを蓄積したとしても,信頼のおける系統樹は構築できないということが,平成17年度の解析の結果示唆されたので,系統的に議論の対象となる他のコケ植物の多数の葉緑体遺伝子を解析することにした.しかし,研究代表者の不慮の事故による負傷などのため,年度初めの計画に比べてあまり実験を進めることができなかった.「ナンジャモンジャゴケ同様にセン類の中で系統的に基部に位置する」と議論されることのあるミズゴケ類のオオミズゴケについては,培養株からDNAを抽出し,葉緑体遺伝子を解析することができたが,これらのデータを加えた解析はまだ途中の段階で,平成18年度中にデータ取りまとめて解析・考察し学会発表,論文発表をすることはできなかった.これまでの成果を取りまとめた解析と論文作成が急がれる.
一方,データを交換し合い協力態勢をとっている名古屋大学遺伝子実験施設の杉田護教授のグループは,当方の提供した材料を用い,ナンジャモンジャゴケの葉緑体遺伝子のpsbBオペロンの6遺伝子とrpoA遺伝子を解析し,132カ所のRNA編集サイトを確認し,これまでに陸上植物で報告がないほどの高頻度RNA編集が起きていることを示していたが,この結果については協力して1報の共著論文にまとめることができた.

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Extensive RNA editing in transcripts from the psbB operon and rpoA gene of plastids from the enigmatic moss Takakia lepidozioides2006

    • 著者名/発表者名
      Mamoru Sugita, Yuki Miyata, Kaori Maruyama, Chika Sugiura, Tomotsugu Arikawa, Masanobu Higuchi
    • 雑誌名

      Bioscience, Biotechnology and Biochemistry 70(9)

      ページ: 2268-2274

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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