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β-カテニンの分解制御を行うAxin-Dvl複合体の構造解析

研究課題

研究課題/領域番号 17770093
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 構造生物化学
研究機関兵庫県立大学

研究代表者

柴田 直樹  兵庫県立大学, 大学院生命理学研究科, 助教授 (30295753)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードAxin / Wntシグナル / 立体構造 / X線結晶構造解析 / Dishevelled / 結晶化 / X線結晶構造解析法
研究概要

AxinとDishevelled(Dvl)はそれぞれ、体節形成、体軸形成、細胞の分化・分裂などを制御するWntシグナル伝達系の負、及び正の因子として機能している。これら2つのタンパク質は複合体を形成することが知られているが、X線結晶構造解析法による複合体の立体構造解析を目指して、複合体を形成する各タンパク質の発現系の改良と試料の調製、そしてその結晶化を主として行った。これまでDvl結合領域を含むMBP-Axin(508-832)については、発現量は十分であり、簡単な精製法で結晶化スクリーニングを行うに十分な量を確保できていたが、Axin結合領域を含むGST-Dvl(1-340)では発現量が少なかった。しかしながら、ホスト大腸菌の種類を検討し、レアコドンを含む遺伝子でも効率的に発現できるホストを用いたところ、結晶化スクリーニングを行うに十分な量を確保できるようになった。現在の所、これらの複合体については結晶が得られていない。また、AxinについてはDIXドメインを含むC末端付近め領域について、結晶化と立体構造解析に成功した。その結果DIXドメインの頭尾が結合するように会合し、らせん構造を構築していた。Axin-DIXドメインとホモロジーの高い同様のドメインを持つDvlでは細胞内で繊維状の構造を構築することが知られているが、このような会合様式によって繊維状の構造物が構築されることが示唆された。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] The DIX domain of Dishevelled confers Wnt signaling by dynamic polymerization.2007

    • 著者名/発表者名
      Schwarz-Romond, Thomas
    • 雑誌名

      Nat. Struct. Mol. Biol. (印刷中)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Crystallization and preliminary X-ray crystallographic studies of the Axin-DIX domain.2007

    • 著者名/発表者名
      Shibata, Naoki.
    • 雑誌名

      Acta Cryst. Sect. F (印刷中)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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