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イネ配偶子致死補足遺伝子d60,galの単離

研究課題

研究課題/領域番号 17780009
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 育種学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

一谷 勝之  鹿児島大学, 農学部, 助教授 (10305162)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード植物育種学 / 遺伝子 / 稈長 / 配偶子致死 / イネ
研究概要

イネ品種コシヒカリと,同品種の半矮性突然変異系統北陸100号の間の交雑後代に見いだされたd60とgalは補足的に作用する配偶子遺伝子であり,d60は稈長と雌雄両配偶子形成の両方に作用をもつ遺伝子である.
本研究の目的は,d60,galをポジショナルクローニングによって単離する事である.本年度は,日本品種との間で高頻度のDNA多型が観察されるインド型品種カサラスと北陸100号との交雑後代を大規模に展開して,両遺伝子の座乗候補領域を絞り込んだ.
カサラスに北陸100号を連続戻し交雑して育成したd60,galが分離するBC_4F_1の自殖後代約3000個体を展開した.そのうち,約1500個体については,幼苗の段階で昨年度得られた両遺伝子に連鎖するDNAマーカーの間で組み換えを起こした個体を選抜し,水田に移植した。残りの個体は無選抜で水田に移植後,DNAを抽出し,組み換え型を選抜した.特に,配偶子致死現象とDNAマーカーの遺伝子型との関係から両遺伝子の遺伝子型が明らかな組み換え型(例えば,d60遺伝子をホモでもち,galを挟むDNAマーカーの一方がヘテロで,もう一方が北陸100号型ホモであれば,北陸100号由来のGal遺伝子をホモでもつはずである)を選抜し,遺伝子の候補領域の絞り込みに用いた.
その結果,日本晴のcontigに基づいて考えると,d60は第2染色体のBACクローンOSJNBa0055M07からOJ1115_D03の間の約550kbの間に座乗し,galは第5染色体のBACクローンOJ1008D08からOSJNBb0067H15の間の約250kbの間に座乗することが明らかになった.

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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