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SUMO化修飾を介した脂肪細胞の分化制御機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 17780080
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 応用生物化学
研究機関徳島文理大学

研究代表者

大島 隆幸  徳島文理大学, 香川薬学部, 講師 (10397557)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード転写制御 / SUMO化修飾 / 核内受容体 / 翻訳後修飾 / 脂肪細胞分化
研究概要

2003年、申請者らにより、SUMO化はPPAR-γの活性を負に制御しているが、SUMOのE3リガーゼであるPIASの過剰発現により、逆にPPAR-γの標的遺伝子からの転写は促進されることが明らかにされた。これは脂肪細胞の分化においてSUMO化を介したより複雑な制御機構があることを予想させる。そこで、本年度の実施計画の第一の目的として、細胞内のSUMO化状態を強制的に制御することにより、PPAR-γの活性亢進におけるSUMO化の役割とその標的遺伝子の同定を試み、以下の結果を得た。
1、PPAR-γの活性亢進に重要な細胞内タンパク質として、PMLを同定した。
2、PMLによる活性化には、PML内に存在する3カ所のSUMO化リジン残基が重要であり、これらのリジン残基をアルギニン残基に置換した変異体PMLでは、活性の上昇効果は全く認められなかった。
3、PMLのSUMO化によって、PPAR-γの活性が上昇する分子機構として、SUMO化されたPMLに特異的に相互作用するPPAR-γのコリプレッサーRIP140を見出した。
4、SUMO化されたPMLにより、PPAR-γとRIP140の相互作用が減少する一方、PPAR-γのコアクチベーター群との相互作用は増強した。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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