研究課題/領域番号 |
17780207
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用動物科学
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研究機関 | 宇都宮大学 (2006-2007) 東北大学 (2005) |
研究代表者 |
松本 浩道 宇都宮大学, 農学部, 准教授 (70241552)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | ラット / 胚性幹細胞 / ES細胞 / ノックアウトラット / 発生 / 分化 / バイオテクノロジー / 再生医学 |
研究概要 |
これまでに、ラットES細胞を樹立するのに適したステージの解析を行ってきた。また、複数のフィーダー細胞を検討し、初代培養と継代培養では異なる細胞種をもちいることが有効である事を見出した。これらの知見を基に改良したラット胚特有のES細胞樹立法により、ES細胞の性質を有した細胞を得ることが出来た。本研究において最終目標としているのは、マウス同様に生殖系列に寄与するES細胞である。そこで、これらの細胞をラットES様細胞と位置づけ、キメラ胚を作製した。キメラ胚のマーカーとして緑色蛍光蛋白質(GFP)遺伝子を導入した。このGFP陽性ラットES様細胞は、ES細胞の未分化状態マーカーであるOct-4を発現しており、かつ継代により長期間の培養が可能であった。次にこれらの細胞を、マイクロマニピュレーターをもちいて胚盤胞腔に注入することでキメラ胚を作製した。この胚を偽妊娠状態のレシピエント雌ラットに胚移植を行ったところ、産子を得ることが出来た。しかしながら、産子にはGFPの蛍光が認められなかった。胎盤や卵黄嚢、羊膜といった胚体外の組織においてもGFPの蛍光を認めることが出来なかった。そこで、GFP陽性ラットES様細胞を胚盤胞腔に注入後、胚移植直前まで培養したキメラ胚におけるOct-4発現を解析したところ、ホスト胚の内部細胞塊では発現していたが、GFP陽性細胞ではOct-4発現が認められなかった。これらの結果は、培養に伴いホスト胚の胚盤胞腔内でOct-4陽性ラットES様細胞が多分化能力を消失し、結果として胚体のみならず、胚体外組織へもGFP陽性ラットES様細胞の寄与がなされていないことを示唆している。
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